『予測力』とは、未来の出来事や有様を何らかの根拠に立って推し測る力です。
予測力が活躍する場面
予測力は日常で生きていくために欠かせない能力です。
しかし他人に決められたルーティーンしかできない人は予測力が低い傾向があります。
それでは1つずつご説明いたします。
人生
予測力を鍛えている人は、毎月の生活費を管理したり、自動車の運転中に「死角から人や動物が飛び出してこないか?」を考えて行動しています。
身近にいつもお金が無くて困っている人、自動車で危険な運転をする人はいないでしょうか?
このような方々は予測力のない人です。
予測せずにいつもその場しのぎで生きています。
新商品の開発
新商品を開発する際、発売時に社会が求めるモノであるかを予測することが必要です。
例えば総務省の2017年のデータで、スマホを持つ10代~40代の割合は8割以上と言われています。
今までスマホを開発・販売していなかった企業が「2年後に4G対応のスマホを開発して販売しよう!」と企画したとします。
しかし2025年から「5Gの時代」と予想されています。
つまり2年後には社会は4Gではなく、5Gを求めていることが予測できます。
高性能なFAXや固定電話が発売されてもいらないですよね?
必要な人もいるかもしれませんが、限られたごく一部の方です。
新商品を開発するときには新テクノロジーや社会の動きを把握し、予測することが大切です。
スポーツ
スポーツでも予測力が必要です。
野球、サッカー、バスケットボール……
スポーツしている人は自然と予測力を鍛えています。
なぜなら、そうしないと勝てないからです。
野球だとバッターが球を打った後、球の飛んでくる位置を予測します。
サッカーやバスケットボールだと相手の走ってくるコースやパスなどの行動を予測します。
マラソンだと効率良いコース、スタミナを予測して走ります。
相手の行動やどのペースで動けば体力が保てるか、などを予測しないとスポーツはできません。
そのためスポーツ選手は予測力の高い人ばかりです。
災害
災害対策をできている人はあまりいないのではないでしょうか?
それは「自分は大丈夫だろう」と考えている人が多いからです。
僕は災害が起きてから混乱する人が多いように感じています。
災害対策をできていない人が多いか?それはニュース、Twitter、そしてAmazonランキングを見ていると大体わかります。
災害が起きた後のAmazonやTwitterを見ていると、慌てて食料や飲料、スマホの充電器などを購入する人が多いのです。
つまり「自分は大丈夫だろう」と災害後の予測をできていない人が予測力の弱い人です。
「もし1分後に大地震が起きたら」「もし家に不在の時にコンセントが漏電したら」と予測できていれば、実際に起きた場合に最小限の被害に抑えられるように前準備できます。
災害後にAmazonで急激に災害グッズが売れるのは、「前準備してない人が慌てて購入している」と予想できます。
殺人事件や事故などのニュースを見て「可哀想だな。自分は大丈夫だろう」と考えてしまう人も、自然災害と同じで予測力が弱いので予測力を鍛えましょう。
買い物(投資含める)
買い物に行ったら安売りなどで、予定していなかったモノまで買ってしまう人は多いのではないでしょうか?
予測力のある人は、無駄な買い物をしません。
本当に必要であるかを予測して買うモノを決めているからです。
予測力の弱い人は「今欲しい!」「買わないと損する!」という感情で購入し、購入後に食べきれずに捨てたり、使わずに損してしまうわけです。
身に覚えのある方は感情ではなく、本当に必要かどうかよく考えて購入しましょう。
投資するにも、将来売上が伸びる会社かどうか予測することが大切になります。
予測力の鍛え方
生きていくために必要な予測力の鍛え方は、どのようにすれば良いか?
インターネットのニュースを毎日読む
毎日新しいニュースを見ていれば、社会の変化にいち早く気付くことができます。
インターネットでニュースを見れば、わからない言葉をすぐに検索することができます。
なのでテレビよりネットニュースを見る習慣をつけましょう。
好きな時代、人の歴史を学ぶ
歴史を学ぶことで「未来を予測した時に過去はどのような結果だったか?」と比較することができます。
興味のない歴史だと学ぶことに疲れてしまうので、興味のある時代や人について少しずつ歴史を学びましょう。
分析力を鍛える
分析力については《分析力|仕事や人間関係に必須》をご覧ください。
新商品を企画や販売するときに分析力を活かせれば、上司やお客さんに論理的に説明できます。
対人ゲームで遊ぶ
対人ゲームはスポーツだけでなく、ボードゲームやデジタルゲーム(FPSや格闘などの対戦ゲーム)のような、2人以上で遊ぶゲームであれば大丈夫です。
勉強が苦手な人は、まずは対人ゲームで遊んでみましょう。
10年後までのスケジュールを作る
どうしたら、今の職場で管理職になれるのか?
どうしたら、年収が上がるのか?
どうしたら、やりたいことができるのか?
自分の10年後までのスケジュールを考えて、書き出してみましょう。
自分の将来を書き出して「どうなるかな?」と予測を繰り返すことによって、予測力を鍛えられます。
予測力を鍛えて、売れる商品を作ろう
今の職場でも趣味でもいいので、5G/AI/IoTなどの新テクノロジーを利用したモノを予測してみましょう。
例えばFacebookでは顔写真でプロフィールを検索することができます。
5Gで通信速度が大幅に上がり、網膜認証やスマートグラスが開発されているニュースがありました。
「AI/ビッグデータが重要になってくる」と言う企業も増えています。
これらの情報から名刺交換の需要は下がり、スマートグラスを利用したFacebookの友達申請・管理が常識になってくるんじゃないかな?と予測することができます。
このようにニュースを見て、新テクノロジーを把握して、将来どのようなモノが売れるか考える癖をつけましょう。
おわりに
予測力は鍛えれば鍛えるほど年収が増えていって、人生が楽しくなります。
そのために今回お話した予測力の鍛え方を日々実践しましょう。
言い訳ばかりして他人を否定する生き方は、自身が悪い企業に良いように扱われて、いらなくなったらリストラされます。
サビ残やパワハラで得をするのは悪い会社(ブラック企業)で、損をするのは自分です。
予測力を鍛えて楽しい将来を掴み取りましょう!
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