『分析力』とは、情報を整理して、明確に分ける力です。
活躍する場面
分析力は、主に新商品を企画する時やマネジメントで必要になります。
今後は5Gによって、ビッグデータを利用したAIの分析ツールも増えると思います。
分析力は商品開発や起業/副業で毎日使うので、分析が苦手な人は日々鍛えましょう。
分析力を鍛える方法
これらの方法で鍛えることができます。
デパートやSNSで人気のあるモノを探す
分析力を鍛えるためには、客観的に世の中で人気のあるモノについて考えることが大切です。
・玩具だとポケモン、たまごっち、ハイパーヨーヨー、遊戯王、ベイブレードなど
・食べ物だとタピオカ、パンケーキ、炭酸水など
今まで普通に売っていたのに、急に売れる商品があります。
他人から聞いて気づくんじゃなくて、デパートやSNSで「なぜか売れてるな?」と気づけるようになりましょう。
売れるもの/売れないものについて考える
買い物や旅行先で、売れている商品と売れていない商品があります。
そこで「へー売れてるんだ」と流すんじゃなくて、なぜ『売れているのか?』『売れていないのか?』について考える癖をつけましょう。
このように考えることは誰でもできます。
移動中/買い物/旅行/テレビ/雑誌など、視覚情報には全て興味を持つようにしましょう。
読書/ニュースで知識を増やす
知っている情報が多いほど、視野を深く分析することができます。
そのためには『知識』が必要になります。
だけど、いきなり世の中にある膨大な情報を学ぼうとすると、途中で挫折してしまいます。
なので、まずは本屋に行って、興味のある活字の本を探してください。
料理本でもスポーツ雑誌でも漫画で何でも良いです。
そして「1日30分は読書」「週3日の2時間は読書」とルールを決めましょう。
ルールを守れなかったとき、「いつもの2倍読む」のようなペナルティも考えておいてください。
あとは、時代は常に変化しているので『最新のニュース』を見ましょう。
ネットニュースであれば、電車を待つ時間、お弁当を電子レンジで温める時間にスマホでサッとニュースのタイトルだけでも流し読むことができます。
ニュースを見ることで過去の情報を得るだけでなく、未来を予測する予測力も鍛えることができます。
対人のスポーツ/ゲームで遊ぶ
対人のスポーツやゲームで遊ぶ事により、分析力を鍛えることができます。
それはなぜでしょうか?
例えば野球で考えてみましょう。
凄く速い球を投げる投手がいるとします。
でも投げているところをみると、その投手は一度も変化球を使わず、全て速いストレートです。
自分がバッターになった時に「ストレートしか飛んでこないのでは」と考えませんか?
これが、過去の情報から予想した分析結果です。
今までこうだったので、こうなのではないか?
確定ではありませんが、過去の情報が多いほど予想の確率は上がります。
今の子供は分析力が高い?
僕は今の小中学生は、社会人より分析力が高いと思ったことがあります。
今、学生に流行っている任天堂switchのゲームをご存じでしょうか?
《スプラトゥーン》《フォートナイト》という、多人数で対戦するゲームです。
子供達はゲームで遊んでいるだけなのですが、「なぜ勝てなかったのか」「なぜ負けたのか」を常に分析しています。
そして日々、どんな相手にも勝てるように努力します。
ゲームは決して悪いものではなく、対人ゲームであれば経営や社会人に必要な『分析力』を鍛えることができます。
将棋や囲碁の世界だと、プロは何手も先を考えて戦っています。
つまり、将棋や囲碁のプロと同じ能力を対戦ゲームで鍛えることができます。
2018年12月に『ポケモンカード』というカードゲームで、将棋のプロである藤井猛九段が企業対抗戦に参加したことが話題になりました。
カードゲームは運要素が必要のため、 藤井猛九段は敗退してしまいました。
だけど相手の行動を分析して、相手の次の行動を妨害しつつ戦っていた場面が印象的でした。
プライドを捨てる
プライドは、分析力を鍛える方法で一番難しいです。
なぜなら、人生経験が長いほどプライドが染みついているからです。
じゃあこのような人達はどのようにプライドを捨てればいいか?
『思い込み』を捨てて、『客観的&俯瞰的』に見て考えることです。
つまり『プライドを捨てる = 思い込み』を捨てるってことです。
職場や友達に思い込みが強くて、話していて疲れる人っていませんか?
歳をとるほど人生経験が多く、経験による思い込みが強くなります。
これは高齢者だけじゃなく、高校生から思い込みの強い人が増えてきます。
なので僕は小学生~中学生の子供たちに、思い込みを制御するためのロジカルシンキング(論理的思考)&クリティカルシンキング(批判的思考)をトレーニングしています。(トレーニング方法については、次の章で話します)
僕は感情的に怒ることはしませんが、教育者としてはかなり厳しい先生だと思います。
理由は親や学校から学んでいない『自分で考えて、判断して、自己責任で動く』のが怖い人が多いからです。
5年以上、子供&新卒の教育に関わって気づいたことは、自分で判断できない人が多いことです。
会社で働いて評価されるためには、自分から積極的に行動して、1日も早く経営陣に覚えてもらう必要があります。
これは起業/副業でも同じで、誰かの指示通りに動いているだけでは、なかなか成長しません。
思い込み&プライドを捨てる方法
それではどの思い込み&プライドを捨てるか?
それは常に『客観的&俯瞰的に見る意識』をもちましょう。
客観的&俯瞰的の考える方法は、常に「自分の考えは正しいのだろうか?」と疑問を持って、他人目線で自分を見ることです。
一旦自分の考えを批判しないといけないので、プライドが高すぎたり、ネガティブな人だと最初は辛いトレーニングになるでしょう。
だけど今より稼げる会社に転職したい人、起業/副業で成功したい人は、分析力の基礎である客観的&俯瞰的な思考が必要です。
この思考を鍛えるためには、日々ロジカルシンキング&クリティカルシンキングのトレーニングをしましょう。
僕もよく思い込みで失敗していたので、トレーニングを始めたときはすごく苦労しました。
だけど新規開拓の営業をしていたときに、お客さんの立場で考えることが一番大切だと気づき、常に自分の考えを疑うようにしました。
トレーニングを始めて1年経った頃から成果は出て、たくさんの人から信頼されるようになりました。
客観的&俯瞰的に考えないと、仕事でトラブルが起きたときに原因がわからずに対応に時間がかかったり、人間関係で悩んでしまいます。
お金や人間関係の悩みを改善するためには、客観的&俯瞰的に考えることが大切です。
商品力を上げるために分析する
経営者やマネージャーから「売れるものを作れ!」と指示される人もいるでしょう。
そのときに「こういうの面白そう!売れるんじゃない?」と企画を考える人が多いです。
そこで「なぜそのような考えになったか?」を誰でも説得できる理由があれば良いですが、ただの思い込みだと上司やお客さんに商品の良さが伝わりません。
なので良いアイデアが思いついたときには、そのアイデアを客観的&俯瞰的に考えてみましょう。
このように主観を捨てて分析すると、たくさんの人が「欲しいっ!」と言う商品になる確率が上がります。
商品力を上げるためには客観的&俯瞰的に分析できるかが鍵となります。
おわりに
分析力を鍛えれば、思い込みによる感情的なストレスが無くなります。
プライドは商品を売ることはできないし、人間関係も悪くなります。
客商売をしたことがない人は、最初は大変だと思いますが、将来のために分析力を鍛えましょう。
分析力を鍛えれば、人生は今よりきっと良くなります。
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