ワコムの液晶タブレットを購入して、早1週間が経ちました。
今までイラストを描く事はなかったのですが、なぜイラストを描こうと考えたか?
今後は『オリジナルキャラクターを創造する』スキルが求められると予想しています。
『オリジナルキャラクターの創造』は、「AI」「ロボット」が人間の代わりにできないスキルです。
「AIもコピーできるじゃん」と思う人がいると思いますが、現代でなくても、昔から名作を複製する『贋作』という技術は存在します。
「贋作がある」からといって、『原画』の価値は下がりません。
『贋作』はAIやロボットが人間の代わりにできますが、『原画』を生み出す技術はありません。
では、なぜオリジナルキャラクターの創造が求められると考えているか?
「AIの商品・サービスを展開しよう」
→「対話型のキャラクターが必要」
→「独自のキャラクターを用意したい」
→「季節・プロモーションに合わせた新規デザインが欲しい」
今までアナログ一筋だった企業も、今後の『AI』の波で自社オリジナルのキャラクターが必要になることが予想されます。
また、SNSでフォロワーの多いアカウントは「マスコットキャラクターの生活感のあるイラストや漫画」がヒットしやすい傾向があります。
例えば「カピバラさん」や「地方のマスコットキャラクター」などが、キャラクターになりきってTwitterをしています。
今は日本人の人口も減少しているため、新規顧客を獲得するためには『お店のファン』を増やすことが必要になります。
そのためには、TwitterやInstagramなどのSNSで不特定多数の若者にプロモーションする必要があります。
今後のプロモーションでは、各企業の『オリジナルキャラクター』のニーズが増えると予想しているため、イラストの練習を始めることにしました。
それでは、今回はイラストを描き始めて1週間の結果報告をまとめます。
最後にイラストを描いたのは約20年前
液晶タブレットの購入前、つまり最後にイラストを描いたのは中学生の美術の時間です。

美術の時間は毎週1時間だったので、1ヵ月ほど、写真のオウムとにらめっこして描いた記憶があります。
絵は苦手だったので、他人より描きあがる速度がめちゃくちゃ遅かったです。
線や丸がへろへろになるのもそうですが、特に全体のバランスを掴む事が苦手です。
学校の授業では「人の顔を描く」デッサンが毎週ありました。
描くとデブになったり頭でっかちになって、モデルから「酷い!!」と本気で怒られたこともありました。
そのときから「僕は絵を描けないタイプ」なのだと思い、33歳の今までイラストを描くことはありませんでした。
ホームページのプロフィール画像は20年前に描いた絵を載せています。
イラストを描くための準備
今後は各企業向けのキャラクター制作の仕事が増えると思ったので、『創造』を教育するために苦手だったイラストを描く決心をしました。
液晶タブレット
せっかくならデジタルイラストでチャレンジしようと考えて調べた結果、以下の液晶タブレットを購入しました。(僕はワコムの公式ECサイトで購入しました)
イラスト製作ソフト
イラスト製作ソフトは『CLIP STUDIO PRO』を、PCのDL版5,000円で購入しました。
Adobeのイラストレーターと迷いましたが、Adobeの求める推奨スペックがメモリ32GBと高スペックだったので、ノートパソコンでも動くこちらにしました。
有名イラストレーターさんでCLIP STUDIOを愛用している方も多く、いざ使ってみると漫画を描くツールやイラストの描き方講座などのサービスが豊富で5,000円?と驚きました。
『PRO版』の上位互換『EX版』があって、こちらは20,000円代とお高いですが、液晶タブレットとセットで9,000円で購入できます。
僕は漫画は書く予定が無いからPRO版の5,000円にしよう、とPRO版を購入しましたが、こんなに使いやすいならEX版にしておけば良かったっ!!と後悔しています(´;ω;`)
左手デバイス
「ペンを置いてマウスに持ち替える動作が煩わしいな」と感じていたところ、イラストレーターさんの「左手デバイスを購入して凄く楽になった!」というニュースを見かけたため即購入しました。
Amazonだと約4,000円ですが、ワコム公式サイトだと割安で購入できるときもあります。
20年振りに描いたイラストはこちら

デジタルイラスト本気の処女作として、ポケモンの『ウッウ』と初代から愛着のある『コイキング』を描きました。
初めて「液晶タブレット」「CLIP STUDIO」を使いましたが、戸惑いまくりながらなんとか模写(トレースではなく、目視だけで描く方法)で描けました。
苦労したのは学生の頃から苦手だった「全体のバランス感」と「線がガタガタになる」ことです。
苦手な部分を改善しようとたくさんのイラストレーターさんのブログを読み漁りましたが、答えは1つだけでした。
「飽きずに毎日描きましょう」
答えなんて無い!
ブログでは「仕事や人生に答えは無い」って書いてるのに気づけよ、自分!
イラストを描き始めて1週間後の作品

この素晴らしき世界に祝福を!」のヒロイン『めぐみん』を描きました。
「このすば熱」が大好きなので、イラスト2作品目にして、人間キャラクターにチャレンジしました。
線がガタガタしているのは気になりますが、1作品目のポケモンとは異なり、生気?自然?のようなものを上手く表現できませんでした。
頭の中では「こういう風にすれば生き生きするように見える!」と想像しているのですが、それを表現できない。
何度も何度も顔を描きなおして、気が付いたら日が昇っていた2日間でしたが、何とか見せられるレベルに仕上がりました。
しかし、僕としては不完全燃焼です。
なぜなら、模写はできたけど「死んでいる」から。
20年以上トレーディングカードゲームのイラストを見ていたせいか「今にも動き出しそうな、魂の入ったイラスト」じゃないと、完成品ではないという強い想いがあります。
美術家と一緒で、壺だったら投げて壊すレベルです。
イラストをうまく描くためには日々の練習が必要なので、魂のこもったイラストが描けるよう日々鍛錬を続けます。
字を綺麗に書けるようになった
生まれてからずっと、字を書くとアンバランスで汚かったんです。
サラリーマン時代に会議で文字を書くことが多く、上司や先輩から嫌味を言われて練習しましたが上達しませんでした。
しかし、イラストを描き始めて1週間経った昨日のお話です。
年金関係の手続きで字を書きました。
あれ?なんか綺麗に書けるΣ(・□・;)
毎日集中して線を描いているせいか、字を書く時に自然と1つ1つの線を意識していました。
特にこのすばのめぐみんに関しては寝ることを忘れ、ひたすらバランスと線に拘っていたので、反復回数が功を奏したのでしょう。
全く意識をしていなかった副産物でしたが「努力すると他のスキルが身につくことがあるよ」ということです。
例えばボードゲーム。
「ボードゲーム」=「皆で楽しむ玩具」として考えている人が多いと思いますが、『知育』『認知症の予防・改善』として大切な教材です。

おわりに
仕事でも好きなことでも、なんでもイラストと同じで『飽きずに毎日する』が大切です。
失敗と改善を何千何万と繰り返すと、好きなことのプロになれます。
好きなことをやり続けると必ず良い人生になるので、みなさんもチャレンジしてみましょう。
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