知らないうちに自分の常識で他人を傷つけている人が結構多いことについてお話します。
「自分が絶対正しい」と思っている人が多い
・SNSでの批判
・子どもや社員の教育者
・仕事の進め方
・家族の考え方
・映画やドラマなどの作品
など
Twitterのトレンドが一番わかりやすいんですが、何か事件があるたびに騒ぎまくる人がいます。
「あの人はテレビに出るな」とか「この映画のストーリーはこうするべきだ」とか、Twitterでトレンド入りする批判が多いです。
世の中に正解なんてない
仕事や人生で100%正しい答えはない
なぜ答えを決めつけたがる人が多いか?
学校が「正解のある問題を解く教育」ばかりしているのが問題だと思っています。
勉強ができなくてもユーチューバーとしてサラリーマンの何倍も稼いでいる人がいたり、話題になっていなくても面白い映画やドラマはたくさんあります。
仕事に正解があればリストラ(早期退職)なんてしないし、人生に正解があればネガティブに考える人はいないでしょう。
そこで世の中の悩みは、ほぼ人間同士のコミュニケーションです。
給料を貰うためには、他人からお金を貰わないといけません。
商品を作っても、欲しい人がいなければ売れません。
お金はコミュニケーションから生まれるものであって、このコミュニケーションには正解がありません。
良い会社があれば悪い会社もあるし、良い上司がいれば悪い上司もいます。
相手が自己中なら、学校で学ぶ「話し合う」では解決できません。
そのときは子供のときに学んだ「絶対正しい」を否定しないといけません。
例えば「結婚するのは当たり前」と考えている人がいるとします。
旦那さんから毎日暴行されて大怪我している友達がいて、「結婚は絶対に正しいことだから、離婚しちゃダメだよ」と言えませんよね。
常識を疑う
常識は100%正しいものではない
世界には間違った常識がたくさんあります。
例えば貧困が増えているとか、少子化が進んでいるのは危険だとか。
間違った情報が蔓延した世界に、正しい知識を伝えようとしたハンス・ロスリングさんという方がいました。
大手企業の幹部、国連の人達に講演していた凄い人です。
ハンス・ロスリングさんはすい臓がんで死の宣告を受けた後、多くの人達に世界の真実を教えるために『FACT FULNESS』という本を書きあげて亡くなりました。
こちらの本にも書かれていますが、良い情報より悪い情報の方が拡散されます。
テレビやTwitterで悪いニュースが多いのは、この人間の心理を知っていて、視聴者やフォロワーを集めるためにわざと不安を煽ります。
ニュースだけじゃなく、今まで教わった常識も同じです。
地方だと「定年まで働く人が偉い」とか「東京には悪い人がいる」とか。
大切なのは今までの常識ではなく、正しい知識です。
おわりに
常識という言葉がありますが、それは自分を苦しませる呪いになっている場合があります。
2020年、学生の自殺が過去最多の479人になりました。
これは大きな病気や事故などではなく、勉強ができない悩みやいじめ、家庭的なトラブルが原因です。
勉強は大事ですが、人には生まれや育ちが異なり、必ず得意不得意があります。
僕は子供達が自殺を選択してしまう教育に対して「絶対正しい」とは思えません。
だけど世の中には「学校の教育は絶対に正しい」と思っている人が多く、僕がこういう話をすると異端者のような目で見られるときもあります。
僕は異端者だと思われても、やっぱり子供たちが自殺することは異常だと思います。
若い人達が自殺しないように、常識に捉われない教育を頑張っていきます。