今の仕事、未来に不安がある方にオススメの本をご紹介します。
仕事のストレスは身体の免疫力を下げて、大きな病気の原因になります。
上司
職場のストレスによる亡くなった人は、火事・爆発・機械設備・有害物質を合わせた死亡事故より多いです。この問題は経営者や政府も無視しています。
幸福と健康状態は正の相関関係なので、健康状態が悪い日が続くとストレスが続き、うつ病や免疫力低下による大きな病気の原因になります。
経営者は社員の健康と幸福をよく考えて、職場作りすることが大切です。
職場環境
職場環境のストレスで亡くなる人は全世界で85万人います。
原因は上位から『乏しい裁量性、解雇、無保険、長時間労働、家庭との両立』となっていて、日本は雇用保険があるので良いですが、海外では大きなストレスの原因になっています。
解雇
海外では終身雇用制度がないため、解雇される不安があります。
日本なら大丈夫と考えるのは危険です。簡単に解雇はできませんが、代わりに自己退職するように仕事を与えなかったり、パワハラなどの嫌がらせをする職場があります。
ストレスは体内にコーチゾルという物質を大量に生成し、コーチゾルによって免疫力の低下や細胞の破壊が起こり、命に関わる大きな病気になります。
解雇された人は、解雇された人に比べて自殺する人は約20%高くなるようです。
多くの企業は解雇しても生産性は上がりません。なぜなら人員削減すると、最も有能な従業員から退職するからです。
長時間労働
長時間労働の問題は、日本だけではなく、世界で問題になっています。
中国では年間約60万人が働きすぎで亡くなっています。
長時間労働はストレスが増えたり、睡眠不足になって免疫システムが低下します。
またシフト勤務や夜勤など、不規則な働き方をすることで心臓疾患になる確率が普通の人の2倍になります。
労働時間と心臓発作の関係性を調べたところ、労働時間に比例して心臓発作になる人が増えるとの結果になりました。
裁量
役職より部下の方がストレスが溜まりやすいです。
役職には役職のストレスもありますが、部下として働く人は日々ストレスが蓄積されます。
このストレスが溜まると、健康に影響が出ることがわかりました。
「任された」より「言われた通りにやる」の働き方を続けていると、仕事が辛くなって鬱病になりやすくなります。
なぜ辞められない?
2024年現在、350万以上の会社があります。
働く場所は沢山あるのに、転職せずに嫌々働いている人は多いです。
僕も新卒の会社に毎日5時間以上のサービス残業で働いていました。
その時に転職しなかったのは「この会社以外では役に立たない」と思い込んでいたからです。
ブラック企業の経営者は低賃金でも労働者を雇える地域を選びます。
また「これは仕事じゃない、勉強だ」や「残業しないと給料は上がらない」など、安い賃金で働かせられるように洗脳します。
これからできること
本書では「企業、政府、労働者がブラック企業の実態を理解して、改善すること」と書かれています。
しかし、世界の物価高騰に対して、日本の賃金(実質賃金)はあまり増えていません。
自分がストレスで壊れないためには、自分で行動するしかありません。
転職エージェントは、無料で、自分に合った仕事を一緒に探します。
無料の理由は、求人で困っている会社から広告費をたくさん貰っているからです。
オススメの転職エージェントは「JACリクルートメント」「DODA」です。
おわりに
僕は新卒でブラック企業に入り、「これは勉強だから仕事じゃない」「お前はまだ仕事ができていない」と上司から4年半ずっと言い続けられて、毎日サービス残業を5時間以上していました。
その時、自分は「何もできないので転職先できる会社が無い」と思い込んでいました。
しかし鬱病になって会社を辞めて、職業訓練校に通って出会った人と話す度に「ものすごくブラックな会社だったね」と言われました。
僕は1人でも多くの人が、ブラック企業によるストレスや睡眠不足で、大きな病気にならずに、健康な生活を送ってほしいと思っています。
今の職場に悩んでいる方は、ぜひ今回ご紹介した本をお読みください。
僕が他にオススメする本は厳選|すぎの先生のオススメ本にまとめてあります。
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