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令和10年の予想

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平成ではインターネットが普及しましたが、インターネットが常識になるまで各企業の努力がありました。

有名なのは約20年前のYahoo!BBのモデムを無料ばらまいたソフトバンクのプロモーションですね。

僕は2011年にスマホを初めて購入しました。

当時は3Gでデータの通信速度が遅く、周りの人から「何それ?大きくて持ち運び辛いし、画面剥き出しじゃん」と笑われていました。

でも9年経った今ではどうでしょうか?

その笑われていたスマホを持つのが当たり前です。

おそらく笑っていた方々もスマホを持っているでしょう。

令和ではどうなってしまうのか?

それでは、平成の変化と来年以降訪れる『AI』『5G』でどのように変化するか予想してみましょう。

平成の変化

平成はスマホや4Gの普及によって、LineやTwitterなどのコミュニケーションツール、YouTubeなどの動画コンテンツ、位置情報ゲーム『ポケモンGO』など、たくさんのインターネットを利用したサービスが誕生しました。

スマホとインターネットが常識になったため、世界的にモノやコトの考え方が、昭和と異なる社会に大きく変化しました。

先ほどもお話しましたが、10年前はスマホを持っている人が珍しく、そして20年前に関しては携帯電話を持っている人が珍しい時代でした。

今では小学生の子供達から大人までの幅広い年齢層がスマホを持ち歩き、コミュニケーション/情報収集/ゲーム/YouTubeなど、 仕事や娯楽で必需品になりました。

平成が終わった現代は10年前と異なり、スマホを持っていない人が珍しい時代です。

10年後は?

「10年後も現在と同じ光景か?」というと、高い確率で今とは異なっていると予想しています。

フィンランドのスタートアップ企業〈センシブルフォー〉が、次世代移動サービス『MaaS』(Mobility as a service)を2020年に日本参入というニュースがありました。

『MaaS』が導入されると、スマートフォン1台で、現在地から行き先までに最適な移動手段(タクシー、バス、フェリーなど)を調べ、手配から支払い全て自動で行えるようになります。

さらに自動運転の技術が進めば、『MaaS』と組み合わせて無人で手配、運転、移動、支払いができます。

10年後はスマホではない、別のデバイスが普及している

スマホじゃなくても、イヤホン型の通信機器があれば、AIスピーカーのように「〇〇、今すぐ新宿駅に行きたい」と話すだけで、スマホをポケットや鞄から出さなくてもMaaSなどのアプリを利用できます。

最近出てきているApple Watchなどの時計型デバイスがそうですよね。

他にも電話やメールじゃなくても、録音したメッセージを交換し合うアプリが出てくればSNSのようにコミュニケーションできます。

また時間/天気予報/ニュース/スケジュール確認などたくさんのことが、スマホじゃなくても確認できます。

なので10年後はスマホじゃなくて、マイク+イヤホン+通信機器のデバイスを持ち歩く社会になるのではないかと予想します。

スマートグラス

イヤホン型や腕時計型だと、スマホやパソコンのように映像を見ることができません。

そこでGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)が開発を急いでいるのがスマートグラスという、メガネ型のデバイスです。

他にも『網膜投影』という目に直接映像を表示する技術の研究が進んでいます。

この技術が完成すれば、映像を表示するスマホのようなデバイスを持たずに、イヤホンに網膜投影の装置を付けるだけで映像を見ることが可能です。

そしてメガネやコンタクトレンズの概念も変わると思います。

スマートグラスや網膜投影なら、視力検査してメガネの度数を合わせなくても、スマホやデジカメのようにピントを自動調整できるでしょう。

簡潔に言うと「スマホでしていることを、将来はイヤホンでできる」ってことです。

エンターテインメントが大きく変わる

5Gや網膜投影が常識になると、エンターテインメントも大きく変化するはずです。

例えば今だとスマホを見ながらポケモンGOを遊んでいる方がいます。

だけど数年後にはAR(拡張現実)の技術によって、現実世界にポケモンがいるようなゲームになるでしょう。

感覚としては、NHKで放送されていた電脳コイルの世界観が近いです。

5GでAIが普及する

スマホで最近やたらと「5G」という言葉を聞くことが増えましたが、5Gとは何でしょうか?

道路で例えると 1車線(3G)で渋滞していたところが、2車線(4G)になり渋滞が緩和しました。

だけど2車線(4G)の車線を利用する人が増え、こちらも渋滞するようになりました。

そこで4車線の道路を100本(5G)を作ることになりました。

利用者からしたら「え?4車線になっただけでも便利なのに100本!?やりすぎ!!」となりますよね

今まで4Gでデータのダウンロードに30秒かかっていたものが、5Gでは3秒です。

つまり10倍速くなります。

そして1本の回線が混雑しても残り99本の回線があるので、100本の回線が全て混雑することはほぼありません。

イベント会場などの人がたくさんいる場所だと通信が遅かったり、エラーが出て困ることがありますよね。

5Gだと人が混雑してようが通常通り利用できるようになりますす。

5G×ビジネスについては《次の10年を決める「ビジネス教養」がゼロからわかる! 5Gビジネス見るだけノート(監修:三瓶政一)》がオススメです。

5GでAR(拡張現実)が常識になる

『AR』と聞いて思いつくのは何でしょうか?

現代だとスマホでQRコードを読み込むと、画面上にキャラクターが現れて動いたりするARアプリというものがあります。

ARは5G&スマートグラス(または網膜投影)と組み合わせることによって、先ほどお話したポケモンGOのように現実世界で疑似空間を味わうことが可能になります。

なぜなら通信速度が大幅に上昇するからです。

今まではスマホやパソコンの画面を見ているので、現実とデジタルの境界線がありました。

だけど5G&スマートグラスだと、読み込み時間を感じないし、画面で見ている感覚がなくなります。

ARとは日本語訳で「拡張現実」と言い、スターウォーズのように現実世界にデジタルの映像が拡張されるということです。

でも今まではスマホの画面を通していたので、拡張現実とはほど遠い世界でした。

しかし5G&スマートグラス網膜投影によって、ようやくARが名前通り「拡張現実」になります。

ゲームだけじゃなく、さまざまなところでARが普及するでしょう。

おわりに

今後売上を伸ばせる企業は『AI』『5G』『網膜投影』などの新テクノロジーの情報を素早く察知し、しっかり学び、上手に利用できる会社でしょう。

新テクノロジーを受け入れない会社は、世界の市場では勝てず、低賃金でサービス残業や持ち帰りを強要されると思います。

これは僕の予想ですが、近い将来に『テクノロジーを利用する町』『テクノロジーを利用しない町』の二極化すると思っています。

テクノロジーを利用する町は、無人コンビニや無人デパートがあり、現金は使えずに顔認証や非接触型ICカードのみ。

一方テクノロジーを利用しない街は、コンビニや飲食店のレジは高齢者が多く、支払いは現金のみ。

トヨタが既にテクノロジーの街づくりを進めていますが、ウーヴンシティが最初のテクノロジーを利用する町になるでしょう。

約100年間、自動車一筋で頑張っていたトヨタが終身雇用は崩壊していると言ったり、街づくり事業を始めたことを考えると、世の中が大きく変化するのが予想できます。

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