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池上彰のはじめてのお金の教科書(著:池上彰)|読書感想

はじめてのお金の教科書 オススメの本
はじめてのお金の教科書

フリージャーナリストの池上彰さんのお金について書かれた本《池上彰のはじめてのお金の教科書》の読書感想です。

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こちらの本は銀行やお金が生まれた理由など、図入りでわかりやすく説明されています。

子供から高齢者までお金を使っていますが、お金の歴史や銀行を知らずにお金を使ったり、貯金をする人は多いのではないでしょうか?

お金とは

お金はお米だった

一番最初のお金

お米で欲しいモノを買っていた

冷凍庫のない時代は魚や肉、野菜はすぐに腐ります。

だけどお米は保存が効く食べ物です。

なので漁師さんが魚をお米と交換するなど、お米をお金の代わりにしてました。

古代ローマではお米の代わりにでした。

サラリウムを英語では「サラリー」と呼び、サラリーは日本語で「給料」を意味します。

つまりサラリーマンの語源は、塩から生まれたということです。

お米→金貨→お札

お米から紙になる

お米は重いので、預かり証(お札)になった

お米を持ち歩くのは大変なので、金貨や銀貨に交換するのが主流になりました。

だけど金属になっても重さがネックです。

そこで大金持ちが金貨や銀貨と交換に、紙の『預かり証』をもらうようになりました。

この預かり証を大金持ちに渡すと、金貨や銀貨に交換できます。

この預かり証が、今のお札になりました。

そして預かり証を発行する場所が『銀行』になりました。

政治家はお札になれない

お札になれない人

政治家はお札になれない

一万円札の顔といえば福沢諭吉、五千円札は樋口一葉、千円札は野口英世です。

福沢諭吉は慶応大学を作った教育者、樋口一葉は作家、野口英世は細菌学者といった、学問や芸術で活躍する『文化人』と呼ばれる方々です。

なぜ政治家が選ばれないかというと、後から悪いことがバレて批判されることがあるからです。

そういう人がお札として残らないようになっています。

株式会社とは?

株式会社

株式会社は、株主から借金して成長している

株式会社○○、○○株式会社など、みなさんが知っている有名な会社は株式会社がほとんどです。

株式会社で一番偉いのは、社長だと思っていませんか?

実は社長ではありません。

株式会社で一番偉いのは、会社の株を所有している株主です。

株主の集まる株主総会で、会社の取締役を選んだりクビにできます。

そして会社の社長は、そこで選ばれた取締役の中から選ばれます。

株は人気があれば値段が上がり、人気がなければ値段は下がります。

貯金と株の違いは、貯金は減ることはないですがリターンはほとんどありません。

だけど株は減ることもあれば増えることもあります。

株には銀行の利息のように『配当金』といって、年に1~2回お金が貰えたり、『株主優待』というその会社の商品や割引券がもらえます。

銀行はお金を預かるだけの場所ではない

銀行

銀行はお金を貸したり、手数料で儲けている

給料の振り込み、貯金をする際は『銀行』を利用しますよね。

しかし銀行には銀行で働く人がいたり、システムやATMの管理、土地や光熱費などの費用が必要のため、ボランティアで行っているわけではありません。

お金必要としている人に『お金を貸す』仕事をしています。

お金を預かってお金を貸すだけの橋渡しをしているだけでは±0で、利益は無いですよね。

お金を銀行に返してもらうときに『利子』といって、借したお金の何割かを銀行がもらいます。

「利子が銀行の売上になる」という考えです。

お金を借す相手は企業だったり、家を建てたいがお金が無い人です。

やみくもに貸しても、返さない人もいますので、お金を貸す条件として『担保』というものがあります。

担保とは家や自動車などの価値のある物で、お金を返せなかった場合に銀行が引き取り、他の人に売って貸していたお金を取り返します。

銀行が儲かると、銀行は貯金している人に「利息」としてお礼を渡します。

お金を借りる人が減ると利子が減るため、利息も減ります。

現代では貯金している人が銀行からお金を引き落とすとき、平日夜や休日は『手数料』を取られますよね。

これはお金を借りる人が減っているので、「銀行がどこで儲けようか?」と考えたところ、「貯金している人からお金を貰おう!」ということで手数料が生まれました。

銀行の役割

昔は起業するには銀行から借りることが当たり前でしたが、銀行では担保がないとお金が借りられません。

しかし現在では、担保がなくてもお金が借りられる消費者金融や、『クラウドファンディング』といったインターネットを活用した企業資金を集める方法など、お金を借りる手段が増えました。

銀行の競合が増えたので、銀行の売上が減って『手数料』を取る銀行が増えたということです。

日本の借金は1000兆円!?

日本

日本は国民からたくさんの借金をしている

日本では1年間に税金が約50兆円集まります。

ただし国が使うお金は1年間で約97兆円。税金だけでは賄えません。(何に使っているかの詳細はわかりません)

それでは、足りない47兆円はどこから生まれているか?

銀行は『国債』を発行して、 銀行や郵便局に買ってもらいます。

つまり税金以外に、銀行や郵便局が国民から預かっているお金も、国が借金として活用しています。

現在では日本の借金は約1,000兆円

日本は借金世界一の国です。他国では、税金を上手に活用して借金しないよう頑張っています。

海外から日本が「お金持ちの国」と呼ばれる理由は、国は国民にはたくさんの借金をしていますが、海外からは借金をしていないためです。

なので海外は、日本を「借金をしない、お金持ちの国」と考えています。

国民のお金を集めれば約1,800兆円あるので、国としては「まだまだ借金できる」と考えているそうです。

私たち国民が国のお金を使い方に関してできることは、選挙で信頼できる人に投票することしかできないです。

他にできることとしては『お金』について勉強し、お金の運用方法についてしっかり考えることが大切です。

お金を「守る」か「増やす」か?

投資

貯金では増えないので、お金を増やしたいなら投資すること

お金を「守る」というのは『貯金』で、「増やす」というのは『投資』です。

子供の頃から両親から「貯金をしなさい!」と教育されるため、『貯金』に関してはよくご存じでしょう。

稼いだお金を貯めていくことですね。

貯めることはできますが、増やすことはできません。

昔は銀行に預ければ利息がたくさん貰えることもありましたが、現代ではお金を下ろす時にお金が減ることを考慮すると「増える?」という状況です。

貯金すれば、確かにお金は貯まりますが、もし大きな病気・怪我になったり、リストラになると、貯金を使いながら生きていかなくてはいけません。

生きていると、物を買う以外に『税金』『健康保険』『年金』『光熱費』『水道代』など、たくさんのお金が必要です。

しかもうつ病などの「いつ稼げる状態になるかわからない」状況になれば、いつか貯金が無くなります。

なので『貯金』だけでなく『投資』も必要です。

『貯金』と『投資』

『AI』化が進んでいない現代では、手足が動けば働ける職場はたくさんあります。

『AI』化が進むと、単純作業は『AI』や『ロボット』が人間の代わりに、24時間働くことになります。

『AI』『ロボット』に仕事を奪われた人はリストラor過酷な労働条件になるでしょう。

AI化が進む前に『投資』の勉強や経験をしましょう。

自動車の開発/販売を約100年続けてきたトヨタがAIや水素自動車に変化するということは、明らかに今までの100年間とは異なる社会になります。

日々刻々と変化しているので、「今まで通りで大丈夫」という安易な考えは止めましょう。

保険会社も銀行と同じで預かったお金を増やしている

保険会社

保険会社は加入者のお金を使って、ビジネスをしている

保険に入ると、大きい病気やケガをした時にたくさんのお金を貰えます。

なぜたくさんのお金が貰えるかというと、保険加入者で病気になったり、亡くなったりする人は少ないからです。

なので保険加入者が多いほど、保険会社の貯金が増えます

また保険会社は集めた保険金でビルを建てて、ビルを貸し出して『家賃』でお金を増やします。

保険会社は加入者を増やせばその分、ビルを建てる予算を得られるということです。

加入者が減ったり、ビルの地価が下がると、保険会社は保険加入者への支払いが厳しくなります。

買い物は応援

買い物

良い買い物は、必要なモノ&応援したいモノ

世の中はモノは同じなのに、値段が全然違うものがあります。

ルイヴィトンやエルメスなどのブランド商品は、何十万何百万ともの凄く高いです。

でも100円ショップでバッグを買ったり、ユニクロで良い品質の服を何千円で買うこともできます。

安いモノがあるのに高いモノが売れるのは、ファンがいるからです。

実用性であれば安いモノを選ぶでしょう。

人気ブランド商品を選ぶ人は、そのメーカーを応援しているファンなので、何十万何百万でも購入します。

アイドルや歌手のライブも同じですよね。

ライブは1回しか聞けないのに5千円以上して、すぐにチケットが売り切れます。

これはファンが「それだけ価値があるモノ」と考えているからです。

つまり商品やサービスの価値は人によって違います

ファンが多ければ高額でも売れます。

だけどファンが少ないと高額では売れません。

これが『需要と供給のバランス』です。

魚や野菜は、年によって値段が大きく変わります。

2020年はサンマの不漁によって、1尾6千円という高級魚になりました。

「6千円でサンマを食べよう」と思う人は少ないですが、それでもサンマを食べる人がいます。

景気をよくする方法

景気

景気を良くするためには、良い政治家を応援すること

お金が回れば回るほど、税金は集まります。

その集まった税金を道路や橋を作ったり、公共事業に利用することによって、良い商品やサービスが生まれます。

また日本銀行がお金を貸しやすくすれば、多くの人がお金を借りて工場を作ったり、設備を購入したりできます。

つまり税金を上手く利用できる政治家を、選挙によって選ぶことが大切です。

資本主義と社会主義

日本は社会主義

資本主義は成果型、社会主義はメンバーシップ型

資本主義は『みんなが自由に競争して、一生懸命頑張った人が稼げる社会』です。

社会主義は『社員みな平等であり、成果を出しても出さなくても平等に給料が貰える社会』です。

日本は社会主義寄りなので、仕事を頑張らなくても年功序列でたくさん給料を貰っている人がたくさんいます。

頑張っても給料が変わらないので、優秀な人はどんどん給料の高い会社に転職します。

おわりに

今回ご紹介した《池上彰のはじめてのお金の教科書》は、大人の勉強にもなります。

なぜなら、学校でお金の増やし方や守り方について学ばないからです。

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今後のAI社会では、働き方は大きく変化します。

2019年から、自動車/生命保険/銀行/ビールの会社で早期退職(リストラ)を実施しています。

キリンホールディングスは赤字ではなく、過去最高益なのに社員を減らしました。

このようにAI社会が進むと、人間からAIロボットに代用されます。

企業は利益が増えないと倒産するので、他社より良い商品をお客さんに提供しないといけません。

良い商品を提供ためには、サボらずに24時間作業し続けられるAIロボットが選ばれるわけです。

お金について知っておくと、お金に関するストレスが緩和されるので、しっかりと勉強をしましょう!

僕が他にオススメする本は厳選|すぎの塾長のオススメ本にまとめてありますので、よろしければご覧ください。

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