頭が良くなるマンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』90巻についてお話します。
こち亀とは?
こち亀は1976年から2016年まで40年間無休で続いたマンガで、ギネスの世界記録に認定されたマンガです。
今回ご紹介する90巻のすごいところは、1994年に秋元治先生が20年後のスマホを予想していたことです。
これは偶然ではなく、こち亀にはテクノロジーに関する話がたくさんでてきます。
スマホが普及する約20年前に予想していた
僕がこち亀90巻を読んだのは小学生のときで、当時はネットも携帯電話も普及していませんでした。
友達と遊ぶときは、友達の家に電話する時代です。
その時代にスマホそっくりの電子警察手帳で、指紋認証/画像認証/タッチパネル/ネット通信/オンラインゲームを利用する場面が描かれていました。
僕は「こんな電子手帳があったら欲しい!」と、現実味のない夢のような話でした。
この話が大好きで、僕はこの話を何十回も読み返した記憶があります。
そして2013年に、職場の先輩がスマホを持っていて驚きました。
「あれは昔にこち亀で見た電子手帳と同じだ」と。
僕が予想するに作者の秋元治先生は単なる妄想で描いたわけじゃなく、未来をある程度予測していたのだと考えています。
作者はテクノロジーの勉強をしていた
こち亀には電子手帳以外に、テレワークやAIロボットなど、多くのテクノロジーに関係した話があります。
当時は「ありえないこと」でしたが、時代が進むによって、こち亀で見たモノが現実に出てくるようになりました。
顔認証、eスポーツ、ロボット掃除機…
今でこそ「普通にあるじゃん」と思いますが、家に電話していた20年以上前に、顔認証やオンラインゲームなんて夢のような話でした。
20年前のオンラインゲームは、遅延の影響を受けないように画質の低い2Dキャラが戦うゲームばかりです。
まさか20年後には子供達がswitchやタブレットを持ち歩いて、Apexやフォートナイトをオンラインで遊んでるなんて、ほとんどの人が予想してなかったでしょう。
またこち亀以外にも、アニメ《電脳コイル》、小説《ソードアート・オンライン》、映画《バック・トゥ・ザ・フューチャー》や《マトリックス》など、ネットが普及していない時代に未来を予測している作品がたくさんあります。
《ソードアート・オンライン》と《マトリックス》は、デジタル内の感覚が体に伝わります。
最新ゲーム機のプレイステーション5(PS5)では、コントローラーから触感が伝わるので、これらの作品が現実に近づいていることがわかります。
未来を予測できる人はテクノロジーについて日々勉強しているので、その作品は夢で終わるわけじゃなく、数十年後に現実になることがあります。
マンガやアニメでテクノロジーを学べる
作者がテクノロジーを勉強している作品(マンガ/アニメ/映画)を見ることで、見ている人もテクノロジーの知識が深まります。
僕の知り合いに歴史に詳しい人が数人いて、彼らは子供のときに歴史に関わるマンガを読んでいました。
その人達は今では、歴史に関わる小説や専門書を愛読しています。
つまり子供のときにマンガで興味をもつと、大人になるとその分野を好んで学ぶ人が多いってことです。
これはテクノロジーなどの他の分野も同じで、マンガ&アニメから興味をもつ人がほとんどです。
僕も子供のときにロボットが出てくるマンガ/アニメが大好きで、今ではテクノロジーを勉強することが楽しいです。
スポーツも同じで、《キャプテン翼》が好きでサッカーを始めたり、《タッチ》や《メジャー》が好きで野球を始めた人もいると思います。
《弱虫ペダル》というマンガの影響で、ロードバイクが品薄になっていたときもあります。
それだけマンガ&アニメの影響力はすごいです。
おわりに
マンガは興味を持たせる魔法のようなもので、将来に役立つ原書になります。
マンガは知識だけじゃなく、希望や夢も与えてくれます。
学校や仕事をしていると辛いときがたくさんあります。
だけどマンガでキャラクター達ががんばっている姿を見ていると、「よし!頑張ろう!」と読んでいる自分も元気になります。
ドラゴンボールの孫悟空の声を担当している野沢雅子さんが話していましたが、病気で余命1ヵ月だった子供が野沢雅子さんが悟空の声で応援メッセージを送ったところ、約6ヵ月も延命したそうです。
お医者さんも諦めていた奇跡を、マンガ/アニメが起こしました。
今でも世界中で、《ドラゴンボール》や《ポケモン》や《鬼滅の刃》など、日本のたくさんのマンガ&アニメが大ヒットしています。
マンガ/アニメは、日本が世界に誇れる芸術品です。
子供に学ばせたいことがあるなら、その学びに関係するマンガをプレゼントしてはいかがでしょうか。
僕が他にオススメする本は厳選|すぎの先生のオススメ本にまとめてあります。
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