今回ご紹介するのは、元マイクロソフト日本法人二代目社長の成毛眞さんが書かれた、Amazonの歴史&今後の戦略が予想できる本です。
Amazonはインターネットが普及して約25年間で、世界中の人達の私生活に必要なサービスになりました。
年間約5,000円支払うだけで送料無料になったり、映画&アニメが観放題、音楽が聴き放題になるなど、さまざまなサービスを受けられます。
そのAmazonがどのように成長し、今後どうなっていくかについてお話します。
赤字覚悟で投資
Amazonは『倉庫』『物流網』『自動化』『ソフトウェア開発』『サーバー開発』など、たくさんの投資をしています。
1994年に設立しましたが、売上を超える投資をしていたので、当時はAmazonが世界規模の企業になると予想できた人はほとんどいませんでした。
日本で月額使い放題のADSLが普及したのは、2,000年です。
つまり設立者のジェフ・ベゾスは、ネットが普及する5年以上前から「未来はネット社会になる」と予測して、売上以上の投資をしていました。
パソコンを売る時代から、クラウドを売る時代に変化させた
今では『iCloud』『Googleドライブ』『Dropbox』など、さまざまなクラウドサービス(データをサーバーで保管するサービス)があります。
このクラウド産業に一番最初に動いたのはAmazonのAWSで、他大手企業も見習ってクラウドサービスを取り入れました。
GAFAMで成長スピードが一番早い
AmazonはGAFAM【Google、Amazon、Facebook(現在はMeta)、Apple、Microsoft】の中で、成長スピードが一番早い企業です。
最初はインターネットで本を売る会社でした。
その後、本以外の商品をインターネットで売るようになり、今ではサブスクリプション(年額&月額)や、クラウドサーバー(AWS)の提供などで売上を伸ばしています。
2017年には、高級食品を取り扱うスーパー『ホールフーズ』を買収し、今はAIによる完全無人コンビニ『Amazon Go』を運営しています。
Amazon Goはまだ日本にありませんが、近い将来に日本にやってくるでしょう。
Amazonが成功する理由
Amazonの最大の特徴が品揃え&安さです。
最初は書籍の通販からスタートしましたが、その後にDVDやゲームや日用品など、商品の幅を増やしてきました。
今では年間約5,000円のAmazonPrimeを利用すれば、映画やアニメやデジタル書籍が見放題で、休日はAmazonPrimeだけで楽しく過ごすことができます。
多くの人達が安くて満足できるサービスを提供し続けていることが、成長し続けている理由でしょう。
Amazonと楽天の違い
通販だと、Amazonまたは楽天を利用する人が多いでしょう。
購入する時は気にしませんが、支払いの管理が異なります。
Amazonの場合は、購入者がAmazonにお金を支払った後、Amazonから販売元に支払われます。
楽天の場合は、購入者が販売元に直接支払います。
わかりやすく例えると、Amazonは商品を並べて販売するスーパー(レジで支払っている)で、楽天は売場を貸しているデパートです。
そのため、Amazonは何が売れているかがリアルタイムでわかるので、売れる商品を安く大量に仕入れて販売したり、売れない商品の仕入れを減らして在庫管理できます。
おわりに
僕が他にオススメする本は厳選|すぎの先生のオススメ本にまとめてあります。
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