オススメの本

薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方(著:Dr.ロバート・メリロ)|読書感想

薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方 オススメの本
薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方

世の中には、ADHD/自閉症/学習障害など、お医者さんから発達障害と診断されて、苦しんでいる子供~大人がたくさんいます。

2005年頃までは発達障害の存在を知らない人が多かったですが、ここ10数年で発達障害と診断される人が急激に増えました。

そして近年の子供たちは、4~5人に1人は行動or学習の障害があると診断されるそうです。

今回は海外で25年以上、数万人の発達障害を改善してきた、臨床医のロバート・メリロさんが書いた本《薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方》について読書感想をお話します。

ロバート・メリロさんの改善プログラムで、多くの人が普通の人生を過ごせるようになって、本人だけじゃなく家族も幸せになっています。

症状を隠すための薬はありますが、多くの人は「薬が効かなくなったら怖い…」という不安があるでしょう。

薬に頼らず、楽しい人生が過ごせるように、この本を読むことをオススメします。

発達障害の原因

発達障害の原因

左脳&右脳のバランスが悪い

発達障害で悩む原因は2つあって、1つは注意力不足/衝動的な行動/コミュニケーションが苦手など、集団生活に必要な、さまざまな能力が弱いという問題です。

もう1つは「よくわからないけど、治らない病気」の思い込みです。

ロバート・メリロさんが調べた結果、原因は左脳&右脳のバランスです。

そして弱い方の脳を鍛えることで、左脳&右脳のバランスは良くなり、治癒(確率は約80%)できることがわかっています。

だけどこの原因&治療法を知らずに薬を渡し続けるお医者さんが多いので、ロバート・メリロさんは”たくさんの人に発達障害について正しい知識をもってほしい”と言っています。

ブレインバランスプログラム

発達障害の改善トレーニング

運動
食事
五感(視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚)
苦手なことを少しずつ克服する
褒美と罰(アメとムチ)

脳は体の筋肉&五感と連動しているので、弱い脳と連動している筋肉&五感を鍛えることで改善されます。

以下に一部引用したものをご紹介します。

・有酸素運動(散歩や縄跳び)をする

・甘いモノ(砂糖、はちみつなど)とイースト菌(パン、ドライフルーツなど)の摂取を、改善するまで避ける

・「もし〇〇したら貰える」「もし〇〇したら貰えない」と、アメとムチを明確に伝える

本書にはさまざまなトレーニングが記載されているので、発達障害でお悩みの方は次に紹介するバランスチェックで自己分析した後、毎日トレーニングしてみてください。

左脳と右脳のバランスチェック

左脳&右脳のバランスを確認

本書のチェックシートに従って、細かく確認する

先ほどのブレインバランスプログラムを行う前に、脳のバランスをチェックしないといけません。

本書にロバート・メリロさんが25年間、左脳と右脳のバランスを確認してきた、さまざまなチェックリストがあります。

それは運動や五感(視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚)を使って確認するものです。

たくさんの項目がありますが、一部引用したものをご紹介します。

【右脳発達遅延の特徴】
・よく物にぶつかる
・心配性、怖がり
・交友関係を結ぶのが苦手

【左脳発達遅延の特徴】
・手書きが苦手
・乗り物酔いをしやすい
・飽きやすい

僕も当てはまる項目はありますが、これは左脳と右脳のチェック数の差が問題です。

チェック数の差が『50以下は軽度』『51~99は中度』『100以上は重度』となります。

差が大きい人は、チェック項目が多い方の大脳が弱いと診断できます。

頑張れば数ヵ月で改善される

たくさんの人が幸せになった

数ヵ月で多くの人が、普通に勉強できたり、コミュニケーションがとれるようになった

ブレインバランスプログラムは、早い人なら1ヵ月で効果が出た人もいて、ほとんどの人は1年以内にほぼ正常な状態になるようです。

正しい運動/食事/親の躾け(アメとムチ)を継続することで、多くの人は改善されます。

発達障害と診断されたからといって、人生が終わるわけじゃありません。

ダイエットと同じで、日々のトレーニングで発達障害の呪縛から解放できます。

おわりに

僕は2019年にプログラミング塾を始めようと思い、地元の三重県で起業しました。

美容院の店長さんに起業したことを話すと、「うちの子供に教えてほしい」とお話をいただきましたが、その子は中学生の学習障害(識字)でした。

そして、その子には学習障害(識字&聴覚)の友達がいて、2人にタイピングから教えることになります。

タイピングができるようになった後、Excelやブログの練習をさせようとしたら、「教科書通りに作業ができない」といった学習障害の壁にぶつかりました。

そこで僕は、「発達障害を何とか治せないものか」と本を探したところ、今回ご紹介したロバート・メリロさんの本に出会います。

100%全員に効果があるわけじゃないので不安でしたが、この本から学んだ躾けをしてみると、自分で考えて宿題するようになりました

ただ運動&食事に関しては家族しかできないので、僕は『アメとムチ&独自の思考力トレーニング』をしています。

今ではお父さん&お母さんに信頼いただき、その子の「ユーチューバーになりたい!」という夢のために、動画編集を教えることになりました。

大人でも発達障害で悩んでいる人はいますが、子供達のようにトレーニングをすれば改善できます。

僕は記憶力が悪くて、学校の先生/同級生/会社の上司から、「アホ」だの「生きる価値がない」などゴミのように扱われて、何度も命を捨てようと考えたことがあります。

だけど自分を変えようと努力した結果、今では起業して毎日楽しく生きています。

みなさんも諦めずに頑張りましょう!

僕が他にオススメする本は厳選|すぎの先生のオススメ本にまとめてあります。

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コメント

  1. 山崎道代 より:

    いつもお世話になっております
    私の子供も7歳で小学校の先生が気づき『学習障害』と診断
    周りに言えないその子供以外の家族には理解出来ない、いろいろな経験する事が必要と子供と相談して周りには、いつもお母さんがさせたい事と言われ悔しい思いがいっぱいでした。

    杉野塾にて、自分自身で意欲的に取り組む事と計画して周りとのコミュニケーションも理解出来て中学校では、自分自身の個性を理解してもらえる友達関係もあり、少しずつ自己表現する事が楽しくなっております。
    7歳で学習障害、兄達とは全く違う行動、言動、心のバランス
    すべてが不安定でした、
    点数は上がるのはむずかしいけれど、自分自身に自信をもって
    過ごしてます。

    杉野塾で、頭のバランスと子供の個性を理解してもらえる先生のおかげ、前向きに高校生になろうとしてる15歳

    子供の成長は、小さな時から
    楽しく計画してバランス良く
    子育てしてあげる事が良いと思います、

    杉野先生ありがとうございます。今後もアドバイスよろしくおねがいします。