僕が世界経済/心理学/プログラミングを学んで感じたことが、日本は根性論だけのリーダーが多く、無駄な作業を好む会社が多いってことです。
非効率なマネージャーはマネージメントできない
作業を分析&改善しない人がマネージャーのいる職場は、残業が多いです。
会社としては人件費を上げたくはありません。
だけど現場のマネージャーは「俺達は昔やってたんだ!若い奴らは気合が足らん!」と非効率な考えで、残業を正当化します。
経営者は「残業代を払いたくないから、残業させるな」と注意しますが、マネージャーは「残業することが正しい!」と思い込んでいるのでサビ残が生まれます。
そしてマネージャーは経営者に「残業してません!定時内で終わってます!」と嘘の報告をし、経営者や役員から良い評価をもらおうとします。
普通なら「悪いことしてるな…」と考えるんですが、サビ残を指示する人にはそういう気持ちが一切ありません。
優秀な人は、そういう人を雇っている会社に呆れて転職します。
会社は転職エージェントなどから社員を採用すると、1人あたり100万円近くかかります。
常に転職エージェントで募集している会社は、人材採用に毎月たくさんの経費をかけているので、そこで働いている社員の給料はなかなか増えません。
スポーツも根性論だけでは勝てない
スポーツには野球やサッカー、水泳などのさまざまな競技があります。
スポーツは《人間 VS 人間》で競うものです。
筋肉量だったり、体調だったり、天気などが勝敗を分けます。
「絶対勝つぞ!」という気持ちはもちろん必要です。
だけどスポーツ選手は根性だけで勝負をしていません。
スポーツ選手は根性論だけでなく、このような理論的なことも考えています。
阪神の元監督の野村さんやメジャーリーガーのイチローさんも、もの凄いデータ分析をしていました。
野球だけじゃなく、他のスポーツでも同じです。
根性だけで勝てるなら、「気合いだー!!!」と言うだけで勝てる世界になってしまいます。
非効率おじさんの特徴
社会に出て驚いたのは、非効率な作業をしているおじさんが多いことです。
インターネットやパソコン&スマホのある時代に、こんな非効率な作業をして月30万円以上もらっている人がたくさんいました。
「なぜ、社員の労働時間を電卓で計算してるの?」
出勤&退勤を管理するシステムを導入すれば、その作業者(管理職含む)にかかる経費を削減できます。
給料だけじゃなく税金や光熱費、交通費などを考えると月40万円以上の経費を削減できるはずです。
「なぜ、ティッシュ配りしてるの?」
ティッシュを貰える側は花粉の時期はとても助かりますが、広告の紙は見ずに捨てる人が多いです。
他にもたくさんのデメリットがあって、非効率だと思いませんか?
効率的なSNSを利用したプロモーションと、非効率なティッシュ配りの違いについて考えてみましょう。
=== SNSによるプロモーション ===
20代~40代はTwitterやInstagramなどのSNS、YouTubeを利用しています。
文章や写真、動画をアップロードすれば、SNSやGoogleなどが無料で世界中の人たちに届けてくれます。
例えば新商品をプロモーションするときに、Twitterでツイートするのに15分かかったとします。
1万人のフォロワーがいたら、15分で1万人にプロモーションできます。
人件費も1,000円/1時間だとすると、1回のプロモーション費はたったの250円です。
=== ティッシュ配りによるプロモーション ===
1人が1個のティッシュを渡せるのは1人だけです。
運よく1分に1個ずつ配れたとしましょう。
8時間作業したとして、60個×8時間 = 420個
8時間でティッシュを配れたのは420人。
人件費が先ほどのSNSによるプロモーションと同じく、1,000円/1時間だとすると8,000円。
またティッシュや広告紙の原価も発生します。
SNSやYouTubeなどを複数利用してフォロワーを増やすほど、プロモーション効果は大きくなります。
「なぜ、バケツリレーしてるの?」
会社の大掃除やイベントで、大勢が並んでバケツリレーを指示する人っていませんか?
リーダーが「みんなで協力すればすぐに終わる!」とか言って。
それより台車で運んだ方が早くないですか?
このように作業を分けた方が早いです。
なんなら台車をたくさん用意して、台車毎に管理しておけば、これからも荷物を移動するときの作業時間を短縮できます。
「台車を購入するのにお金がかかる!」という人もいますが、バケツリレーをする度にその人数分の人件費がかかります。
例えば30人でバケツリレーを30分したら、1人が1,000円/1時間として人件費は15,000円にもなります。
毎回の人件費を考慮すると、台車の方が安いです。
根性論は非効率
電卓での計算やティッシュ配りというのは、人件費に対して費用対効果が小さいです。
「俺は昔はすごかった!今の若いもんはやる気が足らない!(ドヤ!)」と言う根性論おじさんがいますが、それはインターネットがなく、世界的に同じ方法が主流だったからです。
今では地元の小さなお店でも、SNSやYouTubeで効率良くプロモーションしているところが増えています。
どれだけ根性があっても、1人で毎日1万人にティッシュやチラシを配ることはできません。
非効率な人は新しいことにチャレンジしない
非効率な社員は会社の赤字です。
それはどんな役職だったとしてもです。
非効率な社員は給料は高いし、過去の栄光を美徳化して経費削減しようとしません。
なぜ変化を嫌うのか?
おじさんが変化を嫌う理由は『価値のないプライド』です。
会社を利益を増やさないプライドは、ただ無駄な経費です。
例えば「SNSなんて使うな!ティッシュを配れば気持ちが伝わる!」と言うおじさんがいたとします。
だけどSNSを使えば、全国または世界中の人々に一瞬で発信することができます。
このような人は会社のお金も無駄遣いしていることに気づかず、売上も下げています。
なぜ非効率な社員がいるのか?
非効率な社員が多いのは、経営者が根性論の考えの場合が多いです。
根性論の経営者は「頑張っていれば来年は売り上げは伸びる!」といった、根拠のない目標を立てます。
これは根性論だけの目標は悪い戦略で、ハーバード・ビジネススクールで博士号を持っているリチャードさんの本『良い戦略、悪い戦略』にも書かれています。
新しいことにチャレンジしない?
根性論おじさんはプライドが高く、新しいチャレンジを嫌います。
ネットが発達した今では、自動で客層を分けて情報発信したり、外国人向けのプロモーションをする会社が増えています。
論理的に考える経営者やリーダーのいる会社では、経費削減&効率アップのためにどんどん新しいテクノロジーを取り入れます。
だけど根性論おじさんが多い会社は、新しいことを拒みます。
根性論だけでは、いつまでたっても会社の利益は増えません。
そして競合他社が生まれ、SNSやYouTubeでプロモーションをすればお客さんはどんどん取られます。
利益が少なくて損するのは、若い社員です。
そして最後にはリストラや給料カットされ、倒産するでしょう。
優秀な人は転職する
昔は電話&FAX対応だけでした。
しかし今ではインターネット&スマホの普及によって、メールやLINEなどでのやり取りが増えました。
「電話対応しないといけない」「FAXは送らないといけない」「メール&ラインは返さないといけない」など、作業が昔より増えています。
電話だと「いつかかってくるか?」「何分話すか?」などの作業工数がわかりませんが、メール&ライン対応のみにすれば、スケジュール管理がしやすくなります。
「人手不足だ!」と言っている会社は、経費&売上に適した仕事量ではないからです。
人手不足なら電話対応をなくしたり、ネット予約のみなど、業務改善は解消する方法はいくつかあります。
人手不足なのは、根性論おじさんを雇っている会社に失望した、優秀な人が辞めていくからです。
おわりに
『常に効率的か?非効率か?を考えること』が大切です。
僕も起業を始めたとき、新しい土地で人脈も無かったので、いくつかの交流会に参加しました。
最初はスケジュールの合う交流会にはなるべく参加しました。
適当に交流会に参加し続けても、それは時間とお金を浪費し続けるだけです。
そこで僕は交流会に参加していくうちに、経営者や役員が集まる交流会に絞る改善しました。
決裁権を持つ人と仲良くなった方が、仕事の話がスムーズに進むからです。
効率的(論理的)に考えられると、無駄な時間&お金を減らせて、時間&お金を有効活用できます。
作業は体の脂肪と同じで、無駄な作業を減らせば減らすほど、会社も社員も健康になります。
根性で同じ事を繰り返しても、無駄な脂肪は落ちません。
非効率なおじさんが多い会社は時間&お金の無駄なので、早く転職活動しましょう!
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