コーチングビジネス教育

根性論のマネージャーが多い会社は残業が多い

【提供】ぱくたそ(大川竜弥) コーチング
【提供】ぱくたそ(大川竜弥)

僕が世界経済/心理学/プログラミングを学んで感じたことが、日本は根性論だけのリーダーが多く、無駄な作業を好む会社が多いってことです。

非効率なマネージャーはマネージメントできない

非効率なマネージャー

●部下の残業代を払うと評価が下がるので、サビ残を強要する
●「サビ残しない若者は気合が足らない!」と本気で思っている

作業を分析&改善しない人がマネージャーのいる職場は、残業が多いです。

会社としては人件費を上げたくはありません。

だけど現場のマネージャーは「俺達は昔やってたんだ!若い奴らは気合が足らん!」と非効率な考えで、残業を正当化します。

経営者は「残業代を払いたくないから、残業させるな」と注意しますが、マネージャーは「残業することが正しい!」と思い込んでいるのでサビ残が生まれます。

そしてマネージャーは経営者に「残業してません!定時内で終わってます!」と嘘の報告をし、経営者や役員から良い評価をもらおうとします。

普通なら「悪いことしてるな…」と考えるんですが、サビ残を指示する人にはそういう気持ちが一切ありません。

優秀な人は、そういう人を雇っている会社に呆れて転職します。

会社は転職エージェントなどから社員を採用すると、1人あたり100万円近くかかります。

常に転職エージェントで募集している会社は、人材採用に毎月たくさんの経費をかけているので、そこで働いている社員の給料はなかなか増えません。

スポーツも根性論だけでは勝てない

スポーツには野球やサッカー、水泳などのさまざまな競技があります。

スポーツは《人間 VS 人間》で競うものです。

筋肉量だったり、体調だったり、天気などが勝敗を分けます。

「絶対勝つぞ!」という気持ちはもちろん必要です。

だけどスポーツ選手は根性だけで勝負をしていません。

スポーツで必要なこと

●自己分析
●相手の分析
●悪い部分の改善

スポーツ選手は根性論だけでなく、このような理論的なことも考えてます。

阪神の元監督の野村さんやメジャーリーガーのイチローさんも、もの凄いデータ分析をしていました。

野球だけじゃなく、他のスポーツでも同じです。

根性だけで勝てるなら、「気合いだー!!!」と言うだけで勝てる世界になってしまいます。

非効率おじさんの特徴

社会に出て驚いたのは、非効率な作業をしているおじさんが多いことです。

非効率おじさんが多い

「なぜ、社員の労働時間を電卓で計算してるの?」
「なぜ、ティッシュ配りしてるの?」
「なぜ、バケツリレーしてるの?」

インターネットやパソコン&スマホのある時代に、こんな非効率な作業をして月30万円以上もらっている人がたくさんいました。

「なぜ、社員の労働時間を電卓で計算してるの?」

人事管理の改善

電子カード&自動集計するソフト利用すれば、無駄な経費がなくなる

出勤&退勤を管理するシステムを導入すれば、その作業者(管理職含む)にかかる経費を削減できます。

給料だけじゃなく税金や光熱費、交通費などを考えると月40万円以上の経費を削減できるはずです。

「なぜ、ティッシュ配りしてるの?」

ティッシュ配りの改善

SNSやYouTubeの方が無料で、世界中のたくさんの人にプロモーションできる

ティッシュ配りのデメリット

●受け取って貰えるかわからない
その場を通る人しか渡せない
広告の紙を見ずに捨てられるかもしれない
人件費がかかる
作業者がサボるかもしれない

ティッシュを貰える側は花粉の時期はとても助かりますが、広告の紙は見ずに捨てる人が多いです。

他にもたくさんのデメリットがあって、非効率だと思いませんか?

効率的なSNSを利用したプロモーションと、非効率なティッシュ配りの違いについて考えてみましょう。


=== SNSによるプロモーション ===

20代~40代はTwitterやInstagramなどのSNS、YouTubeを利用しています。

文章や写真、動画をアップロードすれば、SNSやGoogleなどが無料で世界中の人たちに届けてくれます

例えば新商品をプロモーションするときに、Twitterでツイートするのに15分かかったとします。

1万人のフォロワーがいたら、15分で1万人にプロモーションできます。

人件費も1,000円/1時間だとすると、1回のプロモーション費はたったの250円です。


=== ティッシュ配りによるプロモーション ===

1人が1個のティッシュを渡せるのは1人だけです。

運よく1分に1個ずつ配れたとしましょう。

8時間作業したとして、60個×8時間 = 420個

8時間でティッシュを配れたのは420人。

人件費が先ほどのSNSによるプロモーションと同じく、1,000円/1時間だとすると8,000円。

またティッシュや広告紙の原価も発生します。

SNSとティッシュ配りの比較まとめ

●SNS(Twitter&Instagram)なら、250円でたくさんの人にプロモーションできる
●ティッシュ配りなら、日給+原価で少ない人にしか
プロモーションできない

SNSやYouTubeなどを複数利用してフォロワーを増やすほど、プロモーション効果は大きくなります。

「なぜ、バケツリレーしてるの?」

バケツリレーの改善

台車を使えば早いし、管理しやすい

会社の大掃除やイベントで、大勢が並んでバケツリレーを指示する人っていませんか?

リーダーが「みんなで協力すればすぐに終わる!」とか言って。

それより台車で運んだ方が早くないですか?

台車を利用した作業

●台車に積む人
●運ぶ人
●運んだ後に整理する

このように作業を分けた方が早いです。

なんなら台車をたくさん用意して、台車毎に管理しておけば、これからも荷物を移動するときの作業時間を短縮できます。

「台車を購入するのにお金がかかる!」という人もいますが、バケツリレーをする度にその人数分の人件費がかかります。

例えば30人でバケツリレーを30分したら、1人が1,000円/1時間として人件費は15,000円にもなります。

毎回の人件費を考慮すると、台車の方が安いです。

根性論は非効率

時代に合った業務改善

●SNSやYouTubeを使ってプロモーションする
●人件費を意識する
●データ分析する
●最新テクノロジーを学ぶ
●最新の世界の情勢を知る

電卓での計算やティッシュ配りというのは、人件費に対して費用対効果が小さいです。

「俺は昔はすごかった!今の若いもんはやる気が足らない!(ドヤ!)」と言う根性論おじさんがいますが、それはインターネットがなく、世界的に同じ方法が主流だったからです。

今では地元の小さなお店でも、SNSやYouTubeで効率良くプロモーションしているところが増えています。

どれだけ根性があっても、1人で毎日1万人にティッシュやチラシを配ることはできません。

非効率な人は新しいことにチャレンジしない

良い会社にする方法

非効率な社員に対して、役職関係なく正当な人事評価をすること

非効率な社員は会社の赤字です。

それはどんな役職だったとしてもです。

非効率な社員は給料は高いし、過去の栄光を美徳化して経費削減しようとしません。

なぜ変化を嫌うのか?

変化(業務改善)を嫌う理由

価値のないプライド(過去の栄光)

おじさんが変化を嫌う理由は『価値のないプライド』です。

会社を利益を増やさないプライドは、ただ無駄な経費です。

例えば「SNSなんて使うな!ティッシュを配れば気持ちが伝わる!」と言うおじさんがいたとします。

だけどSNSを使えば、全国または世界中の人々に一瞬で発信することができます。

効率的な意見を否定する人の考え

●年上の自分より、部下が優秀なことは認めたくない
●自分が今までやってきたことを否定されるのにイラついた

このような人は会社のお金も無駄遣いしていることに気づかず、売上も下げています。

なぜ非効率な社員がいるのか?

なぜ非効率な社員が多いのか?

経営者が根性論だから

非効率な社員が多いのは、経営者が根性論の考えの場合が多いです。

根性論の経営者は「頑張っていれば来年は売り上げは伸びる!」といった、根拠のない目標を立てます。

これは根性論だけの目標は悪い戦略で、ハーバード・ビジネススクールで博士号を持っているリチャードさんの本『良い戦略、悪い戦略』にも書かれています。

良い戦略、悪い戦略(著:リチャード・P・ルメルト)|読書感想
著者のリチャードさんはNASAで宇宙航空の開発に携わったり、ハーバード・ビジネススクールで博士号を取得した海外では有名な...

新しいことにチャレンジしない? 

根性論おじさんはプライドが高く、新しいチャレンジを嫌います。

新しいチャレンジとは

●SNSによるマーケティング
●データ分析
●テンプレート化

ネットが発達した今では、自動で客層を分けて情報発信したり、外国人向けのプロモーションをする会社が増えています。

論理的に考える経営者やリーダーのいる会社では、経費削減&効率アップのためにどんどん新しいテクノロジーを取り入れます。

だけど根性論おじさんが多い会社は、新しいことを拒みます

根性論だけでは、いつまでたっても会社の利益は増えません。

そして競合他社が生まれ、SNSやYouTubeでプロモーションをすればお客さんはどんどん取られます。

利益が少なくて損するのは、若い社員です。

そして最後にはリストラや給料カットされ、倒産するでしょう。

優秀な人は転職する

非効率な会社の特徴

優秀な人は転職する

昔は電話&FAX対応だけでした。

しかし今ではインターネット&スマホの普及によって、メールやLINEなどでのやり取りが増えました。

「電話対応しないといけない」「FAXは送らないといけない」「メール&ラインは返さないといけない」など、作業が昔より増えています。

電話だと「いつかかってくるか?」「何分話すか?」などの作業工数がわかりませんが、ール&ライン対応のみにすれば、スケジュール管理がしやすくなります。

「人手不足だ!」と言っている会社は、経費&売上に適した仕事量ではないからです。

人手不足なら電話対応をなくしたり、ネット予約のみなど、業務改善は解消する方法はいくつかあります。

人手不足なのは、根性論おじさんを雇っている会社に失望した、優秀な人が辞めていくからです。

おわりに

『常に効率的か?非効率か?を考えること』が大切です。

僕も起業を始めたとき、新しい土地で人脈も無かったので、いくつかの交流会に参加しました。

最初はスケジュールの合う交流会にはなるべく参加しました。

適当に交流会に参加し続けても、それは時間とお金を浪費し続けるだけです。

そこで僕は交流会に参加していくうちに、経営者や役員が集まる交流会に絞る改善しました。

決裁権を持つ人と仲良くなった方が、仕事の話がスムーズに進むからです。

効率的(論理的)に考えられると、無駄な時間&お金を減らせて、時間&お金を有効活用できます。

作業は体の脂肪と同じで、無駄な作業を減らせば減らすほど、会社も社員も健康になります。

根性で同じ事を繰り返しても、無駄な脂肪は落ちません。

非効率なおじさんが多い会社は時間&お金の無駄なので、早く転職活動しましょう!

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