今後は副業/起業/フリーランスが増加すると考えています。
なぜそのように考えているかというと、働き方改革やコロナによるテレワーク化が世界で進むことによって多くの会社が大きなダメージを受けるためです。
残業時間に規制がかかり、作業内容によっては契約社員やパートに正社員と同等の賃金を支払わなくてはいけなくなります。
働き方改革によって年収が減る
大手企業では働き方改革が2019年4月から実施され、それに伴ってトヨタ社長から「終身雇用は難しい」発言がありました。
トヨタだけじゃなく、他国と比べて古い働き方(会議・打ち合わせが多い、FAXでのやりとり)が根付いている企業がほとんどなので、働き方改革は大きな影響を与えていると思います。
2020年4月には中小企業も残業規制がかかるため、早期退職の募集やサービス残業が蔓延してくるのではないか?と予想しています。
人員不足の会社は納期遅れの問題が起こり、サビ残させる会社は仕事が減らずに年収が減ったり、中小企業のダメージが大手企業にも影響がでてくると考えています。
隠蔽や気合の多い企業は業績が悪化する
日本人は「臭い物に蓋をする」「出る杭は打たれる」の風習が強くて、問題があれば改善ではなく、気合(サビ残)で乗り越えてきた企業が多いかと思います。
変化に順応できない『気合』だけで乗り越えてきた企業が頑張ったところで、自然と他責や隠蔽になります。
「悪い事を隠そう」と会議やらなんやらしているうちに、真面目にトライ&エラーを繰り返して良い商品を販売し、ブランド力を上げる海外企業やベンチャー企業との差が開き、置いてけぼりにされます。
つまり、
・作業効率の良い海外企業の参入
・働き方改革による残業規制
・終身雇用の崩壊
・同一労働同一賃金
これらによって企業は社員雇用の余裕が無くなり、契約社員やパートの割合が増えるでしょう。
また残業代込みで働いていた人達も残業代が減って家計が辛くなるため、副業やフリーランスを考える人が増えてくるのではないでしょうか。
大手企業の不祥事
2019年7月2日セブン&アイ・ホールディングスの7payのセキュリティの脆弱性、同月の12日にかんぽ生命保険の二重契約のニュースがありました。
セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期の売上(連結)は約6兆7,912臆円、日本郵政は2018年3月売上実績は約3兆8,819億円とどちらも大手企業です。
7payで不正アクセス約900人の被害
セブン&アイ・ホールディングスは約5,500万円の被害が出たにも関わらず、執行役員が「脆弱性に問題はなかった」と不備を認めませんでした。
このときにプログラミングを知っている人が感じたのはきっと「『脆弱性』という言葉を知ってますか?」です。
知っていたら二段階認証のテストを絶対にしているはずです。
つまり知らないことを隠蔽しようとしてるんでしょうね。
かんぽ生命保険で、約6万9千人が被害
旧契約解約から新規契約の4~6ヵ月が無保険だった被害者が約4万7千件/二重契約が2万2千件と、かんぽ生命保険で大きな不祥事がありました。
営業マンは新規契約を取ると、契約を取れた件数で手当が満額貰えます。
だけど旧契約からの『乗り換え』だと手当が半額になります。
乗り換えの条件が新規契約を結ぶ3ヵ月前~6ヵ月後が条件なので、『乗り換え』ではなく『新規契約』で結べるように新規契約3ヵ月前に旧契約を解除させて無保険状態にしたり、新規契約を結んだ6ヵ月後に旧契約を解除する二重契約するという営業が蔓延しました。
これ詐欺ですよね?
高齢者の方でも「3ヵ月間、無保険で大丈夫です」「半年間、二重で支払います」なんて言う人はほとんどいないと思います。
なぜ、こんなことになったか?
楽してお金が欲しかったからです。
この人達は人間の味を知った熊と同じなので、今後も何かあったら悪いことをして儲けようとするでしょう。
意図的に悪いこと、隠蔽する人は全員クビにするべき
会社が良くなるためには「意図的に悪いこと、隠蔽する人はクビ」、これが一番良いかと思います。
意図的でなければ、ちゃんと謝罪して対応すれば全然大丈夫です。
新しくチャレンジすれば予想外のことは必ず起きます。
ただ『自分を守るために意図的に悪いことをした人』は、被害者が1人でも出た時点で会社の評判が悪くなり、売上が下がる原因になります。
そして今後も保身のために嘘の報告をする可能性があります。
会社に悪い人が多い風習
会社に依存する人は、悪い人が多いです。
仕事ができる人はスキルに応じた給料がもらえる会社に転職します。
仕事ができない人は新しいことにチャレンジしたくないので、悪いことを許してくれる会社に残り続けます。
全員が全員ではないですが、経営者や役員が『悪い人』や『人事評価できない人』の会社は隠蔽/詐欺/無責任が当たり前になります。
サビ残も隠蔽です。
つまり給料が安い会社は、経営者や役員の質が低いです。
僕も東京でいろんな業界の方々とお会いしてお話しましたが、約8割は質の低い会社だと考えています。
質の高い会社は?
僕の知っている限り、質の高い会社は『Google』『Yahoo』『マイクロソフト』です。
質の高い会社は、在宅勤務や副業を禁止しません。
仕事の無駄をAI/アプリ(システム)/ロボットで改善することによって、「あれ?1日に8時間もいらないんだけど」となって週休3日にできます。
つまり週休3日&給料が高い会社はホワイト企業です。
Google/Yahooの方々と勉強会や打ち合わせして話しましたが、無駄がありません。
ホワイト企業で働いている人達の話は内容がパッとわかりやすく、簡潔に回答してくれる方々ばかりでした。
こういう人達が頭の良い人です。
いろんな方々から聞きますが、Googleは他企業と違ってできない人が自ら辞めていくそうです。
「ここにいてはいけない」と感じるそうです。

おわりに
海外企業の成長は早く(Amazonのドローン配達/クラウドゲーム/MaaSなど)、日本企業は会議/打ち合わせ/飲み会/アナログ思考などで遅いので、日本企業は世界的にどんどん価値が下がっています。
今後10年は若者の会社離れが増加するでしょう。
給料の低い会社で働くのはやめて、給料が高い会社で働けるように頑張りましょう。
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