僕が東京で働いていたとき、勤め先の社長に何度かゲイバーに連れていってもらいました。
変な目的で行ってたわけじゃなく、なぜお店が成り立つのか?を学びに行ってました。
女装したおっさんのお店がなぜ成り立つのか?
初めて行くときは、お店に行くのが怖かったです。
でも行ってみると、値段が高いのに経営者や役員の人達がお客さんが数人いました。
「お金いっぱいあるのに何で女装したおっさんのお店にいるの?」と、ものすごく疑問でした。
そこで「なぜ女装したおっさんがお酒を出すお店にお金持ちが集まるのか?」を観察したところ、店主(ママ)の凄さに驚きました。
ゲイバーに行ったことがない人なら「え?それだけ?」と思うかもしれません。
だけどたったこれだけのことで人は幸せな気分になります。
交流会などでたくさんの人と会いましたが、最初から最後まで気持ちよく話せる人はほとんどいません。
お店の売上はお客さんへのGIVEで決まる
ママがお金を貰ってるからお客さんの話を聞いたり、飲み物を出すのは当たり前です。
でもそれはゲイバーだけじゃなくて、飲食店やアパレルなどさまざまな商売も同じです。
売上の少ないお店と多いお店の大きな違いは「どれだけお客さんの立場を考えて仕事をしているか?」です。
例えばどれだけ安い飲食店でも、汚いテーブルやイスのお店でご飯を食べたくありません。
安い服屋さんでも、服を折り畳んでなくてぐちゃぐちゃだったら買いたくありません。
「買いたい!」「また行きたい!」ってなるお店は、お客さん目線で考えて綺麗にしていたり、商品もわかりやすいように陳列します。
高額なブランドショップもGIVEを大切にしている
僕が銀座のGUCCIで財布を買ったときのお話です。
値段の高い柔らかい財布と、少し安めの硬い財布で悩んでいました。
「高いけど柔らかい財布を買おうかなー」と話したら、店員さんが「硬い財布の方が良いですよ。傷にも強いですし、使っているうちに柔らかくなって愛着がわきます。」とアドバイスしてくれました。
このときの店員さんが凄いと思ったのは、値段ではなくてお客さんの立場でアドバイスしてくれたことです。
今までいろんなお店に行きましたが、店員さんは大体高い方を勧めてきます。高い方が品質やら性能が良いやらいろいろ言って。
だけどGUCCIの店員さんは、値段ではなく僕に合った財布を勧めてくれました。
僕は店員さんのアドバイス通り硬い財布を買うと、購入後にグラスにシャンパンを入れて持ってきてくれて、しかも一緒にいた友達の分までいただきました。
このときに「また何か買うときはGUCCIに来よう!」と感動しました。
お客さんにまた来てもらうためのお店の手法ですが、これをできていないお店はたくさんあります。
その後に名古屋の有名ブランドショップに行ったこともありますが、話を聞かずに求めていない商品を勧めてきたので、やっぱりGUCCIとゲイバーは凄かった!と思いました。
一緒にいたい人もGIVEで決まる
お店だけじゃなく、友達や家族も同じです。
自分のことしか考えていない人とは一緒にいたくないと感じます。
例えば自慢話ばかりする人や、人の話を聞かない頑固な人。
GIVE(ギバー)の逆の、時間や幸せを奪うTAKE(テイカー)とは付き合わないようにしましょう。
▼一緒にいて疲れる人&対策についてこちらをご覧ください
人助けも大事ですが、一番大切にしないといけないのは自分の時間&心です。
おわりに
今回は僕がさまざまな人と出会って、GIVEが大事だと気づいたお話をしました。
僕は友達や同僚を信じた結果、裏切られたり、モノを盗まれたことがあります。
「人は話せばわかってくれる」と信じて何年も頑張ったことがありますが、音信不通になって逃げられました。
世の中良い人(GIVE)もいますが、悪い人(TAKE)もいます。
自分の限られた時間や心を守るためには、付き合う人を選ぶことです。
僕は「お金を貸してほしい」や他人の悪口ばかり言う人とは付き合わないようにしています。
そのためにはサラリーマンを辞めて、起業するしかありませんでした。
今は気の合う人とだけ付き合って、お客さんも信用できる人だけにしています。
他人との付き合い方を変えてから、凄く楽になりました。仕事や学校の人間関係って、こんなにもストレスになるんだと知りました。
GIVEを大事にしていれば、必ず一緒にいて幸せなGIVEの人と仲良くなれます。
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