「趣味を仕事にしたら嫌いになる」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
趣味は野球や旅行/イラスト/ゲームなど人によってそれぞれです。
じゃあ今までずっと好きだったことが、なぜ仕事にすると嫌いになるのか?
強制されるから嫌いになる
趣味は好きな時間に、好きなことを、好きなようにできます。
例えば「今日は体調が悪いから草野球は休もう」「宿題が終わってないからゲームを止めて宿題に集中しよう」など。
仕事には期日がある
好きなことを仕事になるとどうなるか?
仕事には『納期』という、必ず終わらせるべき期日があります。
学校の宿題なら、体調不良で休んで怒られることはないでしょう。
だけど、仕事だと必ず『納期』を守らないといけません。
僕は社会人のときに、風邪だろうがインフルエンザだろうが水疱瘡だろうが「会社でできないなら家でやれるだろ!」と怒られたことがあります。
ネタのように思いますが「死んでも仕事しろ」という風習が日本社会にはあります。
こういうブラック企業で働くと、趣味だった事がどんどん辛くなって嫌いになります。
好きなことが嫌いになる理由:ブラック企業だから
会社が社員を使い捨てる考え方なので趣味が嫌いになります。
経営者や管理職が、社員を大切にする会社なら趣味は嫌いになりません。
僕も大好きな玩具会社で働いた経験がありますが、そのメーカーの玩具は今でも大好きです。
社員を使い捨てる会社で働くと、趣味が嫌いになります。
あげくの果てに、辛すぎて病気や自殺にまで追い込まれてしまう人も…
否定される
趣味でイラストを描いている人は、Twitterや友達に見せて「凄いねー」「可愛いね!」などのポジティブな反応が嬉しいはず。
しかし、仕事になると「違うんだよなー」「ダメダメ」と上司やお客さんからダメ出しされます。
僕がイラストに関わる仕事をしていたとき、発注先のデザイン会社がデザイナーと音信不通になるトラブルはよくありました。
アニメなどのイラスト使用は、キャラクターを生み出した原作者の確認が必要になります。(「ワンピース」なら尾田栄一郎さん)
原作者によっては「ダメ」の一言と突き返されることもあり、それは何がダメなのかわからないときもあります。
これは嫌がらせではなく、原作者は自分の作品を我が子のように愛しているからです。
なので、デザイン会社で働くときは「好きなイラストを描く」スキルではなく、「原作者を納得させるイラストを描く」スキルが求められます。
ストレス発散の趣味から、ストレスの原因に変わる
社会人になると否定される事が多くなって、次第と『楽しい趣味』から『ストレスが溜まる仕事』に変わります。
「ストレスを発散させていた趣味」が「ストレスの原因」になるので、ストレスを発散する趣味がなくなり、うつ病になってしまう人がたくさんいます。
「学生のときは好きだったけど、今は上司の顔がちらつくからやりたくない」なんて話はよく聞きます。
だけど、勤め先からお金をもらって仕事をする限り、否定されることから逃げられません。
仕事の対価として、毎月一定の給料が貰ってるんですから。
例えば、飲食店で注文したものと違うものが出てきたら「写真と違うじゃん!」と言いますよね?
サラリーマンというのはお店の店員と同じで、お金を払っている人の指示通りに動かないとお客さんに迷惑をかけます。
好きなことで自由に働きたいなら、サラリーマンを辞める
否定されることが辛いなら、個人事業主/フリーランスになって『自分』という個人のブランドを高めることです。
独立して誰も否定できないぐらい有名なれば、上司やお客さんから変なダメ出しは無くなります。
例えば「天気の子」の新海誠さんや「エヴァンゲリオン」の庵野秀明さん。
現場を直接見たことはありませんが、彼らに「違うでしょ」と否定できる人はなかなかいないでしょう。
なぜなら、彼らが生み出すモノは『自分のブランド』として世界的に価値があるからです。
ブラック企業から早く脱出する
何度も言いますが、『趣味を仕事にしたら嫌いになる』は、その会社がブラック企業だからです。
経営者や管理職が社員に思いやりを持っていれば、みんな楽しく働けます。
取引先やお客さんが外れのときは、経営者が『問題のあるお客さんとは付き合わない』と決定すれば良いだけです。
会社の風習が悪いのは、全て経営者の責任です。
「残業が多い」とか「売上が増えない」「人手が足りない」などの成長しない会社は、経営者が管理職を教育できていません。
社員を使い捨てるバカな経営者の会社で頑張っても給料は増えないし、サビ残地獄から抜け出せません。
良い先輩や同僚が気になって退職できないなら、まずは自分がまず幸せになってから、みんなを助けましょう。
楽しくお金を稼ごう
好きなことへの熱意は自分だけの個性です。
漫画を描くことが好きなら、世界中で大ヒットする漫画が描けるかも。
野球が好きなら、野球選手または実況者になれるかも。
ただし、好きなことでも失敗&挫折はあります。
大切なのは「失敗したらどうすれば良いか?」を考えてチャレンジし続けること。
「赤ちゃんのときに歩けるようになった」「子供のときに自転車に乗れるようになった」のも同じです。
何度も何度も何度も頑張ったから、歩けるし自転車に乗れます。
成功するまで好きなことをチャレンジすることが成功です。
ブラック企業に殺されないために、楽しい人生を歩んで下さい。
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