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米農家の苦労

田んぼ2021 ビジネス教育
田んぼ2021

実家が米農家で、一昨日に手伝いで収穫を手伝いました。

サラリーマン時代は仕事と収穫の日程が合わなかったので、米の収穫を久しぶりに手伝いました。

大変だったことをまとめさせていただきます。

収穫直前に台風がきた

2019/8/15に台風10号が上陸しました。

台風の進路としては九州付近を通過しましたが、台風10号は広い範囲が強風になりました。

実家の三重県も一日中雨風が強く、外に出られませんでした。

台風が米にどのような影響がでるか?

稲が倒れて米が水に浸かり、変色やカビの原因になります。

水に浸かった状態で放置すると、年に一度しか収穫できない米が全て食べられなくなります。

なので、全て実っていなくても収穫しなければいけません。

変色やカビ以外にも、収穫する機械『コンバイン』での収穫も難しくなります。

肌が荒れる

農業に慣れていないと稲で肌が荒れます

僕も手首にブツブツができて、痒みの症状がでました。

痒み止めの『キンカン』を腕全体に塗って、痒みをゴマかして作業しましたが毎年、稲に触れている父親や手伝いに来てくれる方は大丈夫でした。

ドラマ《下町ロケット》でも稲刈りのシーンがありましたが、まさに体験しないとわからないことでした。

米が30kg入った袋をコンバインからトラクターに運ぶ

コンバインが古いので、お米をトラクターに積み込む作業が一番辛かったですね。

値段の高い新しいコンバインであれば袋を運ばずに、コンバインの米が入った金属製のタンクを乾燥機のある場所に直接持っていけば良いそうです。

しかしコンバインは安くても200万円、高いと1,000万円以上するため、簡単に買い替えることはできません。

ここが農家の減る原因のような気がします。

実家のコンバインは約30年前のものなので、コンバインの袋に溜まった米袋に米が溜まったら、軽トラックの荷台に運ぶ作業が必要です。

また乾燥機に入れる際も米袋を運んで、米袋を持ち上げて乾燥機に入れる作業もあります。

30kgの袋が20袋あるので腰を痛めないように注意しつつ、日差しの強い夏場に立ち眩みしながら運びました。

今年は台風の影響で少なかったそうで、一番収穫できた年では35袋ほどあったとのことでした。

やってみてわかったのは、高齢者には辛い仕事です。

しかも田植えから収穫までに必要な器具もコンバイン以外に、田起こしのトラクター田植え機も必要なので新規参入もかなりハードルが高いです。

5ヵ月の売上が20万弱

通販サイトでは30kg8,000円ぐらいで売っていますが、収穫したばかりの新米は約14,000円で取引されます。

実家は商業用ではないため、田んぼの土地は広くありません。

そのため、収穫できる量は少なく、価格が高くても売上見込みは20万弱です。

4月から準備して8月に収穫したので、期間は5ヵ月。

また、天候に左右されやすいことを考えると仕事で考えると安定しない収入ですね。

かといって、お米を食べられなくなると困る人はたくさんいると思います。

高齢化によって米農家が減っていくと、お米の単価は上がり続けるんじゃないかと思います。

新米2019
一昨日に収穫した新米

米農家の問題点

今回、実際に農家の仕事をして気づいた問題点は、

農機具を全て揃えようとすると1,000万円近くかかる
天候に左右されやすい
米作りに必要なコストと売上が見合っていない

売上を上げる方法については『高級料理店やお鮨屋さんも運営する』『日本酒にする』などの策はありますが、いかんせん農機具が高額であること&天候に影響されることが非常にネックです。

そして土地をもってない人は、農機具以外に土地も借りないといけません。

米農家は簡単そうで始め辛い仕事です。

全国規模で、2019年に農協8割が本業赤字というニュースがよくわかりました。

農機具や肥料を売りたいなら、起業や副業で始めやすい仕事にしないといけません。

例えば組合に入ると、3年間は無料で農機具や土地を格安で貸し出すとか。

農協が赤字の理由は、高い農機具を売ることしか考えてないから失敗しているんだと思います。

農家が増える仕組みをつくれば、農機具や肥料を購入する人が増えますよね。

おわりに

2019年から実際に田植え~稲刈りを手伝ってみて、米農家の大変さがよくわかりました。

米農家の努力を考えるとお店に売ってるお米は安いです。

「農家が減る=供給が減る」なので、日本産のお米の価格はどんどん上がるのではないでしょうか。

今は10kg約5,000円で購入できますが、10年後には10kgで1万円を超えたりとか。

お米の値段が上がると吉野家やすきやなどの安い飲食店にも影響が出るので、値段が上がったり品質の悪いお米になるでしょう。

また裕福ではない一般家庭では、今食べているような品質の良いお米は食べられなくなるかと思います。

農家が足らない問題は、農機具の価格&土地の値段の問題を解決できれば、米の値上がり&若者不足は解消されるでしょう。

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