トヨタ、ホンダ、日野、いすゞ、スズキ、スバル、ダイハツ、マツダと、自動車業界のIT化に進んでいるニュースを日々見るようになりました。
MaaSとは
現在の4G社会では「電車の時間を調べる」「タクシーを探す」「バスを予約する」など、それぞれのアプリやブラウザを使わないといけません。
だけどMaaSが実用されると、検索~決済まで1つのアプリで行えて、すごく楽になります。
それではMaaSによって、どのような仕事/モノの需要があるのかを考察していきます。
MaaSで必要になる人
必要になる人|ディレクター
プログラマーやプロモーションが優秀でも、ディレクターができない人だと商品/サービスは世間が求めているものを作れません。
少しでも不便なら、ユーザーは「もう使わない。今までのやり方で良いや。」となります。
高齢者や外国人が便利だと感じるものが作れれば、MaaSは日本で一気に広がるでしょう。
あとディレクターになろうとしても、未経験で転職できません。
IT業界のディレクターは企画やエンジニアどちらかの経験があって、企画から販売までの流れを理解できる人がディレクターになれます。
必要になる人|エンジニア/プログラマー
スマホやパソコンなどのアプリや、工場の自動設備を開発する仕事です。
今もAI/IoT/サービス/ゲームといったアプリ開発で、エンジニア/プログラマーの需要は高いです。
プログラマーにはできる人/できない人がいます。
できない人に開発を任せるとアップデートにもの凄く時間がかかったり、不具合が多かったりとトラブルの元になります。
できる人はプログラムを綺麗に整理するので、アップデートや不具合が発生した際は迅速に対応できます。
ゲームで不具合が発生しても社会的に大きな問題になりませんが、MaaSで不具合が起きると大変です。
電車やバスが来なくて遅刻するなど、トラブルが起きた際は大多数の人に迷惑がかかります。
またサーバーエンジニアは常に人手不足で、年収の高い仕事です。
MaaS以外にもゲーム、AI、IoTとさまざまなジャンルで必須なので、需要は増え続けています。
優秀なエンジニア/プログラマーの今後も取り合いになるので、年収が高くなる職種になるでしょう。
必要になる人|テスター
開発段階からアプリや設備などの、動作テストや表記チェックする仕事です。
ネットの無い時代は需要の低い仕事でしたが、現代のネット社会では発売後のアップデートはほぼ必須なので、需要が増え続ける仕事です。
テスターはプログラマーと同じく、できる人/できない人の差が激しいです。
できる人は学生時代からデバッガーを続けている人や、プログラミングの基礎を勉強している人が多いです。
できる人は利用するユーザーの立場で考えて、「操作性」「表示・表記」や「こういうモノもあれば便利」など、お客さんの立場で考えてレポートします。
必要になる人|プロモーション
プロモーションは広告の作成&告知をして、ユーザーを増やす仕事です。
プロモーションにはテレビCM/YouTube/ブログ広告/新聞チラシ/ビラ配りなど、さまざまな手法があります。
できる人は時代にあったプロモーションに素早くチャレンジします。
前職で「Twitterで他社商品を褒めて、ユーザーと仲良くなってフォロワーを増やす」という手法を使う若者がいました。
おじさん社員に煙たがられてましたが、僕はこの話を聞いたときに尊敬しました。
過去に執着する人が多い会社より、常に成果を出している人が多い会社の方が、今後も成長していくでしょう。
MaaSで必要なくなる人
タクシーの運転手
MaaSによって移動手段が自家用車から自動運転のタクシーになるので、タクシーがある町ほど移動が楽になります。
世界中で自動運転の開発が進んでいるので、20年後には無くなる仕事だと思います。
MaaSで必要になるモノ
必要になるモノ|異業種のパートナー
MaaSで公共交通機関の利用客が増えると店舗の集客/プロモーションに繋がるので、どの業界でも異業種とコラボするメリットがあります。
例えばバス×デパート。
バスとデパートの運営会社が協力して「バスでデパートに行く回数に応じて、デパートの割引率が上がる」サービスを作ったとします。
するとバスの利用客もデパートの集客率も増え、お客さんも割引が使えてWinWinWinになります。
交通機関が旅行会社と協力すれば、外国人観光客を増やすこともできますよね。
デパートだけじゃなく、映画館/遊園地/旅館など、交通機関はパートナーにできる業種はたくさんあります。
実際に付加価値を利用したサービスだと、店舗集客×ゲームのポケモンGOや、駅×ゲームの駅メモが成功しています。
必要になるモノ|高齢者向けデバイス
スマホを使わない高齢者が多いですが、MaaSは高齢者の移動手段として必須になります。
高齢者によるアクセル&ブレーキ踏み間違え事故が多く、被害者の家族は悲しい思いをするし、加害者の家族も辛い思いをします。
家族が「危険だから免許返納して欲しい」と伝えても、高齢者は「今後どうすりゃ良いんだ!」と反対する人がいます。
地方では東京のように家の近くに駅やバス停があったりタクシーが走り回っていないので、簡単に免許返納できません。
だけどMaaSを利用すれば、高齢者の自動車事故や送迎の負担などが無くなります。
しかしテクノロジーを受け入れない高齢者が多いので、スマホアプリを高齢者に普及することは難しいです。
今後MaaSでトップを取る会社は、高齢者が楽にMaaSを使えるサービスを作る会社でしょう。
高齢者の移動する場所はデパート/病院/最寄り駅なので、交通機関と協力し合える会社が成長すると思います。
おわりに
MaaSが導入されると、買い物や旅行などの移動が大きく変化します。
MaaS以外にも5GによるAI化を進むと、優秀なディレクター/プログラマー/プロモーションなどの人材を欲しがる会社が増えます。
▼5Gについてはこちらをご覧ください。
またAIを活用すれば最小限の人数で仕事できるので、少数精鋭で大手企業より稼ぐ会社が現れると思います。
時代に置いていかれないように、テクノロジーを学びましょう!
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